
仮想サーバーのサポート情報
Enterprise Cloud 2.0のサービス紹介・サポート情報を掲載しています。
- サービス紹介
- サポート情報
チュートリアル
仮想サーバーの基本的な使い方をご覧いただけます。
サービス説明書
仮想サーバーの各種仕様や、高度な使い方をご覧いただけます。
APIリファレンス
仮想サーバーをAPI経由で使用するためのリファレンスです。
機能・使い方を動画で紹介しています
既知の事象
- ロジカルネットワークの DHCP サーバーが、意図しないキャッシュ (リゾルバ) DNS サーバーアドレスを配信する事象
- WindowsServer 2012を利用した場合、Internet Time Settingsに表示されるIPアドレスと実際に同期されているNTP ServerのIPアドレスが異なる事象
- ファイルサイズが大きいイメージのアップロードができない事象
- 特定条件下で仮想サーバーボリュームの監視ができない事象
- 仮想サーバーのCPU 使用率が正常に表示できない事象
よくある質問
- 仮想サーバインスタンスの作成時に、NICの順番を指定する方法を教えてください。ECL2.0, 仮想サーバー / 仕様, 構築
インスタンス作成時の時点では、接続設定されたロジカルネットワークが複数ある場合、インスタンスが起動した際に、複数のロジカルネットワークからランダムにNICを認識します。
NICの順番をお客さまが任意で指定されたい場合は、以下の手順をお試しください。
===============================
①.仮想サーバーを作成時、1つのロジカルネットワークのみ接続して作成
②.①の仮想サーバーを停止する
③.①の仮想サーバーに、次に付けたいロジカルネットワークを1つ接続する
④.①の仮想サーバーを起動して、NICの順番が意図した状態になっているか確認する
⑤上記、②,③,④を接続したいロジカルネットワークの数だけ繰り返す
=============================== - 仮想サーバーメニューのボリュームについて、課金開始のタイミングを教えてください。ECL2.0, 仮想サーバー / 仕様, 料金
ボリュームを作成された時点から課金が発生いたします。
インスタンスの起動/停止、またインスタンスへのアタッチ/デタッチの状態に関わらず、ボリュームが作成された時点から月額上限付の従量課金(分単位)が発生いたします。また、容量については、実使用容量に関係なく作成したボリュームの容量分で発生いたします。
こちらは、新規ボリューム追加、既存ボリュームの拡張ともに同様となります。なお、ボリュームの拡張された場合、ボリュームの拡張によりサイズを変更したときから、変更後の料金が適用されます。
- 仮想サーバーでiSCSIを使う場合の設定について教えてください。ECL2.0, ブロックストレージ(IO性能確保), 仮想サーバー / 仕様, 運用
仮想サーバーが接続されているロジカルネットワークは故障発生時に約1分程度の断時間(サービス説明書 – Support)が想定されます。
仮想サーバーからiSCSIを用いてストレージ接続を行う場合、この断時間を想定した設定を行ってください。
ブロックストレージサービスと接続する場合は「チュートリアル – リソースからブロックストレージボリュームへの接続」を参照してください。
本サービスで提供しているストレージ以外と接続する場合は、ストレージの提供元にお問い合わせください。以下ではIOが保持されるようにするための設定例について述べます。
アプリケーションまで含めた影響について、システムごとに試験・評価を行ってください。マルチパスデバイスを用いると、iSCSIターゲットへの接続が切断されたときマルチパスでIOが保持されます。
RHELの場合、すべてのパスがダウンした場合にマルチパスでIOが保持されるようにmultipath.confにおいて該当するデバイスに「features “1 queue_if_no_path”」を指定します。マルチパスデバイスを利用しない場合は、iSCSIのタイムアウト値を十分に長く設定します。
RHELの場合、iSCSI イニシエーターのタイムアウト値を120秒にします。設定ファイル:/etc/iscsi/iscsid.conf 項目:node.session.timeo.replacement_timeout 値:120 (デフォルト値:120)
Windowsの場合、ディスクI/Oのタイムアウト値とiSCSI イニシエーターのリクエストタイムアウト値を120秒にします。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\disk 値の名前:TimeoutValue 設定値:120 (デフォルト値:60)
キー:HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class{4D36E97B-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}\0000\Parameters (*1) 値の名前:MaxRequestHoldTime 設定値:120 (デフォルト値:60) (*1) 0000の部分は、Microsoft iSCSI Initiatorのインスタンス番号を指定
- 仮想サーバーのインスタンス上にPalo Alto Networks社VM-Seriesをインストールしたが、突然通信ができなくなる事象が発生した。ECL2.0, 仮想サーバー / 仕様, 運用
お客さま持ち込みイメージを利用した仮想サーバーの動作についてはサポート外となりますが、Palo Alto Networks社VM-Seriesを仮想サーバーのインスタンス上で動作させた場合、ドライバ設定でDPDK(Data Plane Development Kit)をONにしていると、通信ができなくなる事象が発生することが報告されております。
※なお、下記のとおり、仮想サーバーにおいて、DPDKはサポートされておりません
FAQ – 仮想サーバーでDPDKを利用したいが、サポートされますか?サポート外となりますが、参考情報として、DPDKをOFFにするワークアラウンドについて下記のとおりご案内させていただきます。
1. 当該インスタンスのDPDKの設定を確認する
show system setting dpdk-pkt-io
を実行して、DPDKのON/OFFの状態を確認します。
・DPDKがONの場合Device current Packet IO mode: DPDK
・DPDKがOFFの場合
Device current Packet IO mode: Packet MMAP
と表示されます。
2. DPDKの設定をOFFにする
下記の方法でDPDKの設定をOFFにすることができます。
set system setting dpdk-pkt-io off
OFFに設定後、適宜、デバイスやシステムの再起動をいただき、手順1の方法でOFFに更新されているかご確認をお願いいたします。
※お客さま持ち込みイメージを利用した仮想サーバーの動作についてはサポート外となります。
本情報は弊社ナレッジとして参考までに、ご案内しておりますので、予めご了承ください。
(上記設定方法はPalo Alto Networks社の仕様変更等により、予告なく変更となる可能性がございます。また、設定による影響等についてもサポート対象外となりますので、お客さまにて事前に確認や検証をいただくようお願いいたします) - 仮想サーバーでDPDKを利用したいが、サポートされますか?ECL2.0, 仮想サーバー / 仕様, 運用
- モニタリングコントロールパネルにおいて、仮想サーバーのCPU使用率(CPU Utilization)が、100%を超えることがあります。仕様ですか?ECL2.0, モニタリング, 仮想サーバー / 仕様, 運用
はい。仕様上、起こり得ます。
モニタリングメニューにおける仮想サーバーのCPU使用率(CPU Utilization)の最大値は、”100 percent x CPUのコア数”となります。(例:仮想サーバーインスタンスが16CPUの場合、値は 0 ~ 1600 percentの範囲となります。)
したがって、仮想サーバーのフレーバーによっては、CPU使用率(CPU Utilization)が100%を超えることがあります。 - 仮想サーバー(インスタンス)を、他のテナントへ移動することはできますか?ECL2.0, イメージ保存領域, 仮想サーバー / 仕様, 運用
インスタンスを直接他のテナントへ移動させることはできませんが、「イメージ保存領域」メニューの「イメージの共有」機能や「イメージのコピー」機能を利用することで、当該インスタンスの複製を他のテナントで作成することは可能です。
※「イメージの共有」機能や「イメージのコピー」機能のサービス仕様つきましては、下記を参照ください。
サービス説明書 – イメージ保存領域 – プライベートテンプレートで操作可能な項目①「イメージの共有」機能を用いてインスタンスの複製を作成する場合
(同一リージョンにある他テナントに複製を作成する場合)イメージから作成されたインスタンスの場合
1. 複製元テナントにおいて、インスタンスのスナップショットを作成
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスのスナップショット作成2. (インスタンスにデータボリュームがアタッチされている場合)複製元テナントにおいて、ボリュームをデタッチ後、該当ボリュームをイメージにアップロード
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームのイメージアップロード3. 複製元テナントにおいて、上記1及び2において取得したプライベートイメージについて、「イメージ共有メンバーの編集」で複製先テナントを追加
チュートリアル – イメージ保存領域 – イメージ共有メンバーの編集(共有側テナントでの操作)4. 複製先テナントにおいて、「共有メンバー追加の承認」でイメージ共有を承認
チュートリアル – イメージ保存領域 – 共有メンバー追加の承認(被共有側での操作)5. 複製先テナントにおいて、スナップショットからインスタンス作成(データボリュームのイメージも共有した場合は、イメージからデータボリューム作成、インスタンスへアタッチ)
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスへのデータボリュームの追加6. (複製元インスタンスが不要な場合)複製元テナントにおいて、インスタンス削除
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスの削除方法ボリュームから作成されたインスタンスの場合
1. 複製元テナントにおいて、インスタンスを削除
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスの削除方法2. 複製元テナントにおいて、ルートボリュームをイメージにアップロード(他のデータボリュームがアタッチされていた場合は、それらもイメージにアップロード)
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームのイメージアップロード3. 複製元テナントにおいて、上記1及び2において取得したプライベートイメージについて、「イメージ共有メンバーの編集」で複製先テナントを追加
チュートリアル – イメージ保存領域 – イメージ共有メンバーの編集(共有側テナントでの操作)4. 複製先テナントにおいて、「共有メンバー追加の承認」でイメージ共有を承認
チュートリアル – イメージ保存領域 – 共有メンバー追加の承認(被共有側テナントでの操作)5. 複製先テナントにおいて、イメージからボリューム作成し、ボリュームからインスタンス作成(データボリュームのイメージも共有した場合は、イメージからデータボリューム作成、インスタンスへアタッチ)
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスへのデータボリュームの追加6.(複製元ボリュームが不要な場合)複製元テナントにおいて、ボリューム削除
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームの削除方法②「イメージのコピー」機能を用いてインスタンスの複製を作成する場合
(同一契約内にある他リージョンに複製を作成する場合)イメージから作成されたインスタンスの場合
1. 複製元テナントにおいて、インスタンスのスナップショットを作成
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスのスナップショットの作成2. (インスタンスにデータボリュームがアタッチされている場合)複製元テナントにおいて、ボリュームをデタッチ後、該当ボリュームをイメージにアップロード
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームのイメージアップロード3. 複製元テナントにおいて、上記1及び2において取得したプライベートイメージを、複製先テナントへコピー
チュートリアル – イメージ保存領域 – イメージのコピー4. 複製先テナントにおいて、スナップショットからインスタンス作成(データボリュームのイメージもコピーした場合は、イメージからデータボリューム作成、インスタンスへアタッチ)
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスへのデータボリュームの追加5. (複製元インスタンスが不要な場合)複製元テナントにおいて、インスタンス削除
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスの削除方法ボリュームから作成されたインスタンスの場合
1. 複製元テナントにおいて、インスタンスを削除
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスの削除方法2. 複製元テナントにおいて、ルートボリュームをイメージにアップロード(他のデータボリュームがアタッチされていた場合は、それらもイメージにアップロード)
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームのイメージアップロード3. 複製元テナントにおいて、上記2において取得したプライベートイメージを、複製先テナントへコピー
チュートリアル – イメージ保存領域 – イメージのコピー4. 複製先テナントにおいて、イメージからボリューム作成し、ボリュームからインスタンス作成(データボリュームのイメージもコピーした場合は、イメージからデータボリューム作成、インスタンスへアタッチ)
チュートリアル – 仮想サーバー – インスタンスへのデータボリュームの追加5. (複製元ボリュームが不要な場合)複製元テナントにおいて、ボリューム削除
チュートリアル – 仮想サーバー – ボリュームの削除方法 - ECL2.0で構築した環境に対して、外部から脆弱性スキャン/ペネトレーションテストを実施したいです。事前に申請は必要ですか?ECL2.0, 仮想サーバー, 共通機能 / 仕様, 運用
- 一つの仮想NICにおいて複数のIPアドレスを設定したい(プライマリIP・セカンダリIPなど)が可能でしょうか?ECL2.0, ロジカルネットワーク, 仮想サーバー / 仕様, 構築
ロジカルネットワークの固定IPアドレス(Fixed IP)で1ポートに複数のIPアドレスを設定し、追加されたIPアドレスをOS上で設定すれば、仮想サーバーでも1NICに複数IPのアサインができることが期待できます。恐れ入りますが、本機能は仮想サーバーではサポート対象外となっているため、お客さま責任にて実施をお願いいたします。
なお、固定IPアドレス(Fixed IP)へはIPアドレスの追加登録は可能ですが、追加したIPアドレスの個別削除を行うことは出来ません。登録IPアドレスを削除したい場合、ポート削除が必要となりますのでご注意ください。
※サービス説明書 – 制約事項にもございます通り、1NICにつき1IPアドレスが原則となっております。 - 仮想サーバーのHA切り替えが発生した場合、メールによる通知は行われますか。ECL2.0, お問い合わせ・サポート, 仮想サーバー / 仕様, 運用
通知されます。
また、HA発生の通知を受け取った際の確認事項に関するFAQを下記にてご案内しておりますので、適宜ご参考ください。