お知らせ

Enterprise Cloud1.0の2017年1月1日のうるう秒に関するおしらせ(2016/12/21更新)


平素よりNTTコミュニケーションズ Enterprise Cloud1.0(以下 ECL1.0)をご利用いただき誠にありがとうございます。本サービスのうるう秒対応に関する基盤の確認状況と、お客さまご自身で対応いただきたい内容についてご案内いたします。

[2016/12/21更新箇所]

・「Ubuntu 14 English keyboard layout 64bit版 」について追記

背景

以下のとおり、2017年1月1日の8:59:59と9:00:00(JST)の間にうるう秒の調整がされることが、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)より発表されました。
https://www.nict.go.jp/press/2016/07/08-1.html

うるう秒の対応について

ECL1.0 基盤では、「うるう秒」挿入による影響有無を確認し、サービスへの影響がないことを確認しております。テンプレート提供しているOSでは、種別によって推奨させていただく対応が異なります。以下の内容を確認の上、お客様ご自身で調査・判断のうえ対応をお願いたします。

  • Microsoft社のOSライセンス

・Windows Server 2008 R2 Enterprise Japanese/English 64bit版
・Windows Server 2012 Standard Japanese/English 64bit版
・Windows Server 2012 R2 Standard Japanese/English 64bit版

Windows OSでは、「うるう秒」を意識して動作していません。そのため、OSとしては「うるう秒」の影響をうけませんので対応は不要です。

https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2722715

 

  • Red Hat社のサブスクリプション

・Red Hat Enterprise Linux Server 5/6 Japanese/English keyboard layout 64bit版

テンプレートはSlewモードで提供させていただいております。お客さまで設定変更を行っていない場合、影響を受けません。

・Red Hat Enterprise Linux Server 7 English keyboard layout 64bit版

初期設定では、時刻同期にはchronyを利用しております。提供時点のchoronydには不具合が存在するため、以下手順にて、最新版へのアップデート、並びにslewモードの設定を実施ください。

1. yumでchronyを最新版にアップデートを実施ください。

2. /etc/chrony.conf に leapsecmode slewを追加してください。

3. systemctl restart chronydを実行し、chronyを再起動してください。

 

  • オープンソースOS

・CentOS 6 English keyboard layout 64bit版

テンプレートはSlewモードで提供させていただいております。お客さまで設定変更を行っていない場合、影響を受けません。

Ubuntu 14 English keyboard layout 64bit版

テンプレートのままのntpには不具合が存在します。以下手順にて、うるう秒に対応した版への
アップデート、並びにSlewモードの設定を実施ください。

1.Launchpadより、ntp_4.2.8に該当するパッケージをダウンロードします。
LaunchpadのNTPパッケージがダウンロードできるURLはこちら
2.同パッケージを利用してNTPをアップデートします。
3./etc/default/ntpのオプションに-xを追加してください。
(例) NTPD_OPS=’-g -x’
4. /etc/init.d/ntp restartを実行し、ntpdを再起動してください。

 

※OSとしては影響をうけなくても、お客さまで利用されているアプリケーションによっては、影響を受ける場合もあります。アプリケーションベンダーからの情報を確認してご対応いただけますようお願いいたします。

注意事項

掲載内容は各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。そのため、お客さまご自身での動作確認をお願いいたします。