よくある質問(ECL2.0)
Enterprise Cloudをご利用中のお客様から寄せられる質問を掲載しています。
ECL2.0のよくある質問
- Arcserve UDP Advanced Editionに関する技術的な質問などしたい場合は、どこへ問い合わせればよいですか?Arcserve, ECL2.0
Arcserveのソフトウェアサポート窓口へお問い合わせください。お問い合わせ方法詳細については、「新規申込受付通知メール」をご確認ください。
また、ECL2.0が提供するArcserveメニューに含まれるサポートは「バリューサポート」に該当します。「バリューサポート」のサポート条件については、Arcserve Support Policy(JP)をご確認ください。
参考ドキュメント サービス説明書 - Arcserve - ソフトウェアサポート (抜粋) Arcserve UDP Advanced Editionに関する製品サポートは、Arcserve社が直接提供します。 チュートリアル - Arcserve - Arcserveの新規申込方法 (抜粋) メインメニューの画面でお申込み内容が表示されていることをご確認ください。 ご登録いただいた「連絡先メールアドレス」宛に、『新規申込受付通知メール』が届きますので、その内容をご確認してください。
- Smart Data Platform ポータルのNW構成図上にPower Systemsが表示されません。ECL2.0, Power Systems
- Windowsのインスタンスを利用していたらブルースクリーンやフリーズの状態となりました。どうしたらよいですか?ECL2.0, サーバーインスタンス
注釈 本手順による対応は「WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_virtual-server_42」(2018年7月19日提供) より前のWindows 2012 R2のオフィシャルイメージで作成したインスタンスが対象となります。 「WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_virtual-server_42」以降に提供されたWindows 2012 R2のテンプレート で作成したインスタンスにつきましては対応不要です。
WindowsServer 2012R2のオフィシャルイメージをご利用の場合、突然ブルースクリーンやフリーズの状態となる可能性がございます。本事象に対する回避策としては、VirtIO・viostor・memory balloon driverのアップデートがございます。
アップデートについてはインターネットを利用する方法(回避策1)と利用しない方法(回避策2)がございますので、それぞれの方法について下記の手順をご確認ください。回避策1.インターネット接続可能なインスタンスについてアップデートを行う
※注意事項:本回避策はインスタンスのインターネット接続環境が必要となります。
1. 対象インスタンスにvirtio-win-0.1.141イメージのダウンロード
VirtIOをアップデートしたいインスタンスに対してこちらからvirtio-win-0.1.141イメージをダウンロードしてください。2. ISOファイルのマウント
ダウンロードしたISOファイルをDVDDriveにマウントします。3. virtioドライバのアップデート
3-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
3-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
3-3.中央ペインの「Network adapters」を展開します。Red Hat VirtIO Ethernet Adapter(複数ロジカルネットワークに接続している場合にはロジカルネットワーク数分)が表示されることを確認します。
3-4.表示されたRed Hat VirtIO Ethernet Adapter(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を押下します。
3-5.表示されたウィンドウの「Driver」タブを押下します。
3-6.Driver versionが「63.74.104.14100」以外であることを確認します。同じウィンドウの「Update Driver...」を押下します。
3-7.Windowsのドライバアップデートウィザードが表示されます。
「Browse my computer for driver software」を押下します。3-8.新しいドライバソフトウェアが存在するディレクトリを選択する画面が出ます。
「Browse...」ボタンを押下し、ISOファイルをマウントしたDVDドライブを選択し「OK」を押下し、「Next」を押下します。3-9.「Would you like to install this device software?」とポップアップで聞かれますので、「Install」を押下します。
3-10.「Windows has successfully updated your device software」と表示されますのでCloseを押下します。ドライバアップデート前にバージョンを確認した画面に自動的に戻ります。このとき、バージョンが「63.73.104.14100」であることを確認し、Closeを押下します。
ドライバのバージョンが変わらない場合は、全てのNetwork Adapterにアップデートを適用後、[4.マウントしたISO(DVDドライブ)のEject]を実施した上で、インスタンスを再起動し、再度アップデートを実施ください。
3-11.複数ロジカルネットワークに接続している場合には、残りのRed Hat VirtIO Ethernet Adapterも同様にバージョン「63.73.104.14100」へアップデートを実施します。
4.viostorドライバのバージョンアップ
4-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
4-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
4-3.中央ペインの「Storage controllers」を展開します。Red Hat VirtIO SCSI Contoller(複数ディスクをマウントしている場合にはディスク数分)が表示されることを確認します。
4-4.表示されたRed Hat VirtIO SCSI Contoller(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を押下します。
4-5.3-5~3-10の手順をRed Hat VirtIO SCSI Contollerについても行い、「62.74.104.14100」へバージョンアップを実施します。
4-6.複数ディスクをマウントしている場合には、残りのRed Hat VirtIO SCSI Contollerも同様にバージョン「62.74.104.14100」へアップデートを実施します。
5.memory balloon driverのバージョンアップ
※オフィシャルイメージ「WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_virtual-server_20」をご利用の方につきましては、別途お問い合わせください。
5-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
5-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
5-3.中央ペインの「System Devices」を展開します。VirtIO Balloon Driverが表示されることを確認します。
5-4.表示されたVirtIO Balloon Driverを右クリックし、「Properties」を押下します。
5-5.3-5~3-10の手順をVirtIO Balloon Driverについても行い、「62.74.104.14100」へバージョンアップを実施します。
6. マウントしたISO(DVDドライブ)のEject
マウントしたISO(DVDドライブ)をEjectしてください。
7. インスタンスの再起動
WindowsServerインスタンスを再起動してください。回避策2.インターネット接続不可のインスタンスについてアップデートを行う
※注意事項
本回避策はインスタンスのインターネット接続環境がなくても実行可能ですが、実施手順の中でイメージ保存領域やボリュームの利用が必要となるため、それに応じた利用料金が発生いたします。1. virtio-win-0.1.141イメージのダウンロード
インターネット接続環境のある端末に対してこちらからvirtio-win-0.1.141イメージをダウンロードしてください。
※下記のvirtio-win-0.1.141イメージを参考に回避策2で利用できるようイメージをカスタマイズしておりますので、必ず上記のリンクからダウンロードを行ってください。
参考元:virtio-win-0.1.141イメージhttps://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/archive-virtio/virtio-win-0.1.141-1/virtio-win-0.1.141.iso
2. virtio-win-0.1.141イメージをイメージ保存領域へアップロード
インターネット接続環境のある端末からダウンロードをしたvirtio-win-0.1.141イメージをお客さまのイメージ保存領域にアップロードしてください。3.virtio-win-0.1.141イメージからボリュームを作成
virtio-win-0.1.141イメージの「アクション」欄にあるプルダウンからボリュームの作成を選択し、virtio-win-0.1.141イメージからボリュームを作成してください。
名前:任意
説明:任意(空欄でも可)
イメージをソースとして使用する:virtio-win-0.1.141 (325MB) が自動選択されている
サイズ(GB):15
ゾーン/グループ:virtioドライバをアップデートしたいWindows Serverが存在するグループ4. 対象インスタンスにボリュームをアタッチ
ポータル>仮想サーバ>ボリュームを開き、3.で作成したvirtio-win-0.1.141ボリュームのアクション欄にあるプルダウンから「接続の管理」を選択します。
「インスタンスへの接続」というポップアップが表示されるので、virtioドライバをアップデートしたいWindows Server インスタンスを選択し、「ボリュームの接続」を押下します。5. インスタンスへのログイン
Windows Server VMを起動し、VNCコンソールなどからWindows Serverにログインします。6. アタッチしたボリュームのオンライン化
ポータルでWindows Server VMに接続したvirtio-win-0.1.141ボリュームをWindows上で利用できるようにします。
Server Manager>Dashboard 右上の「Tools」を押下し「Computer Management」を押下します。
Computer Management画面の左ペインの「Disk Managament」を押下します。
中央下半分に表示されるディスク一覧に、15GBのOfflineのディスクがあることを確認し、「Disk X(Xは1, 2などの数字) Basic Offline」のあたりを右クリックし、「Online」を押下します。
中央上半分のディスク一覧に「virtio-0.1.141」というディスクが表示されたことを確認します。7. virtioドライバのアップデート
7-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
7-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
7-3.中央ペインの「Network adapters」を展開します。Red Hat VirtIO Ethernet Adapter(複数ロジカルネットワークに接続している場合にはロジカルネットワーク数分)が表示されることを確認します。
7-4.表示されたRed Hat VirtIO Ethernet Adapter(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を押下します。
7-5.表示されたウィンドウの「Driver」タブを押下します。
7-6.Driver versionが「63.74.104.14100」以外であることを確認します。同じウィンドウの「Update Driver...」を押下します。
7-7.Windowsのドライバアップデートウィザードが表示されます。
「Browse my computer for driver software」を押下します。7-8.新しいドライバソフトウェアが存在するディレクトリを選択する画面が出ます。
「Browse...」ボタンを押下し、マウントしたvirtio-0.1.126ディスクを選択し「OK」を押下し、「Next」を押下します。7-9.「Would you like to install this device software?」とポップアップで聞かれますので、「Install」を押下します。
7-10.「Windows has successfully updated your device software」と表示されますのでCloseを押下します。ドライバアップデート前にバージョンを確認した画面に自動的に戻ります。このとき、バージョンが「63.73.104.14100」であることを確認し、Closeを押下します。
ドライバのバージョンが変わらない場合、全てのNetwork Adapterにアップデートを適用後、インスタンスを再起動し、再度アップデートを実施ください。
7-11.複数ロジカルネットワークに接続している場合には、残りのRed Hat VirtIO Ethernet Adapterも同様にバージョン「63.73.104.14100」へアップデートを実施します。
8.viostorドライバのバージョンアップ
8-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
8-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
8-3.中央ペインの「Storage controllers」を展開します。Red Hat VirtIO SCSI Contoller(複数ディスクをマウントしている場合にはディスク数分)が表示されることを確認します。
8-4.表示されたRed Hat VirtIO SCSI Contoller(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を押下します。
8-5.7-5~7-10の手順をRed Hat VirtIO SCSI Contollerについても行い、「62.74.104.14100」へバージョンアップを実施します。
8-6.複数ディスクをマウントしている場合には、残りのRed Hat VirtIO SCSI Contollerも同様にバージョン「62.74.104.14100」へアップデートを実施します。
9.memory balloon driverのバージョンアップ
※オフィシャルイメージ「WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_virtual-server_20」をご利用の方につきましては、別途お問い合わせください。
9-1.ServerManagerのToolをクリックし、Computer Managementをクリックします。
9-2.画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。
9-3.中央ペインの「System Devices」を展開します。VirtIO Balloon Driverが表示されることを確認します。
9-4.表示されたVirtIO Balloon Driverを右クリックし、「Properties」を押下します。
9-5.7-5~7-10の手順をVirtIO Balloon Driverについても行い、「62.74.104.14100」へバージョンアップを実施します。
10. インスタンスの停止とボリュームの切断
6.で用いたComputer Management>Disk Management画面で 「virtio-0.1.141」ディスクを「Offline」にし、Windows Serverインスタンスを停止させます。ポータル>仮想サーバ>ボリューム画面で、virtio-win-0.1.141ボリュームのアクション欄にあるプルダウンから「接続の管理」を選択します。「ボリュームの接続の管理」というポップアップが表示されるので、「ボリュームの切断」を押下します。11.インスタンスの起動
Windows Serverインスタンスを起動します。 - Managed UTM(HA)を利用する場合、故障によりデバイスの切り替わりが発生した際、自動で切り戻りますか。ECL2.0, Managed Firewall/UTM/WAF
- Enterprise Cloud 2.0外のグローバルIPアドレスに対するDNSの設定は可能ですか?DNS, ECL2.0, FastDNS
- インターフェースに設定されたIPアドレスを変更することはできますか?ECL2.0, ファイアウォール (Brocade 5600 vRouter), ファイアウォール (vSRX)
- My Oracle Support(MOS)を利用するには、どのような手続きが必要ですか?ECL2.0, Oracle
Oracle製品ナレッジの検索または製品パッチの取得をお求めの場合、My Oracle Support(MOS)をご利用ください。MOSをご利用いただくための手順は、以下の通りです。
- My Oracle Support にサインインするユーザー・アカウントを作成します。
- 下記My Oracle Support サポートID申請書を弊社に申請します(チケットシステム経由)。My Oracle Support サポートID申請書
- 弊社からサポートID発行を通知いたします(約5営業日後)。
- My Oracle Supportへサインイン後、そのアカウントをMy Oracle Supportで利用できるようにするために、弊社から発行したサポートIDをご利用いただきアカウントのユーザー・プロファイルを設定をします。
弊社でユーザーリクエストを確認、リクエスト承認後、My Oracle Supportの機能が利用可能となります。
ユーザーリクエストを実施された際にご連絡いただく必要はございませんが、万が一、リクエスト承認に時間を要するようであれば、その際は以下情報も併せて、ご連絡いただければ幸いでございます。
----------------
・該当のユーザーリクエストを発行したサポートID
・追加申請を行ったユーザー情報
・ユーザーリクエストを発行した日時
---------------- - SLA(品質保証制度)はありますか?ECL2.0, SLA
- 仮想サーバーのコンソール接続時にキーボードの文字配列が異なります。どうすればよいでしょうか?ECL2.0, サーバーインスタンス
仮想サーバーインスタンスにコントロールパネル上のコンソールから接続した際、お客さま側で日本語キーボード(JISキーボード)をお使いの場合、一部、通常のキーボード配列と文字が異なるものがあります。
これは仕様のため大変恐縮ですが、下図をご参照のうえ操作いただきますようお願い致します。
また、初回起動時にsshd config(Windowsの場合はリモートデスクトップ)の設定以降、通常利用時はSSH(Windowsの場合はRDP)を使用して各インスタンスに接続してください。
なお、英語キーボードの場合はStandard (US) Keyboardを選択いただくことで、問題なく操作可能です。
※それぞれ、Shift押下時の入力文字を上に記載
<参考>
お客さま側で日本語キーボード(JISキーボード)をお使いの場合で各種記号を入力したい場合の回避策
※よくお問い合わせをいただいている記号の入力方法をご参考までにご案内いたします。
※OSのバージョン等により、下記方法でも入力できない場合がございますので、予めご注意ください。1. @(アットマーク)を入力したい場合
Linux系
以下のコマンドにてキーマップを変更させ、"「"キー("@"の右横にあるキー)を打つと"@"が入力されます。localectl set-keymap jp106
(戻し方)
localectl set-keymap us
※sshのコマンドをご利用される場合、「@」を入力しなくても「-l」オプションをご利用いただくことで入力可能となります。
ssh -l <user名> <仮想サーバーのIPアドレス>2. :(コロン)を入力したい場合
Linux系
以下のコマンドにてキーマップを変更させ、"る"キーを打つと":"が入力されます。localectl set-keymap fr
(戻し方)
localectl set-keymap us
※vi上であれば「Shift+Q」キーで":"を入力できます。
※「Shift + Ctrl + ":"」キーでも":"を入力できます。
3. =(イコール)を入力したい場合
Linux系
以下のコマンドにてキーマップを変更させ、 ”_”キー(”?”の右横にあるキー)を
SHIFTキーと同時に打つと”=”が入力されます。
localectl set-keymap jp106
(戻し方)
localectl set-keymap us
<参考>
クライアント端末がWindowsOSであれば、スクリーンキーボードを使うことで対処できる場合がございます。
- 作成したボリュームを拡張することはできますか?ECL2.0, サーバーインスタンス
可能です。
ボリュームを拡張する場合は、以下の手順をご参照下さい。
こちらを実施いただき、拡張したボリュームから新たにインスタンスを作成いただくと、OS上では拡張分が未割り当て領域として認識されます。
ボリュームを拡張する場合、一度ボリュームをインスタンスからデタッチしていただく必要がありますが、ルートボリューム(OS領域を含む1台目のボリューム)の場合はデタッチができません。
そのためインスタンスを一度削除していただき、ボリュームの拡張を実施した上で、拡張済みのボリュームを指定して再度インスタンスを作成してください。(インスタンスを削除しても、ルートボリュームとその内容は保持されます。)