3.1. ロジカルネットワーク

Enterprise Cloud 2.0 上での各種リソース作成にあたっては、作成時に当該リソースが属するNWを決める必要があるため、事前にロジカルネットワークを作成する必要があります。

注釈

共通機能ゲートウェイの作成・接続にあたっては、ロジカルネットワークがシステム上で作成されるので、お客様側で作成していただく必要はありません。

3.1.1. 作成手順

コントロールパネルにログインし、「ネットワーク」→「ロジカルネットワーク」へと進みます。
ロジカルネットワークの画面が表示されたら、「ロジカルネットワークの作成」をクリックし、ネットワーク作成にあたって必要項目を入力する画面に遷移します。
ロジカルネットワークを作るにあたっては、下記の3つの情報を設定する必要があります。

3.1.1.1. ロジカルネットワークの作成

ネットワークを設定するにあたって必要な項目は、下記の通りです。

ロジカルネットワークの作成画面
ネットワーク名 お客様側で管理をするためのネットワークの呼称です。
プレーン 作成するネットワークの種類を、データ用、ストレージ用の2種類から選択します。ベアメタルサーバーとストレージを接続する時を除いてデータ用を選択する必要があります。
ネットワークの説明 お客様側でネットワークの利用用途を把握するための説明記述欄です。
ネットワークのタグ 作成されたロジカルネットワークの一覧から該当のロジカルネットワークを検索、条件指定する用途で使用します。
管理状態 ロジカルネットワークの初期作成完了時の状態を、UP/DOWNの二つから選択します。DOWNの状態になっているロジカルネットワークは通信することができません。

ロジカルネットワークの設定項目を入力後は、そのロジカルネットワークで割り当てるIPアドレス情報(サブネット)を入力します。

3.1.1.2. サブネットの作成

上記で作成したロジカルネットワークに割り当てるIPアドレス情報をここで入力します。

ロジカルネットワークの作成画面
サブネット名 お客様側で管理をするためのサブネットの呼称。
ネットワークアドレス ロジカルネットワークに割り当てるネットワークアドレスを設定します。CIDR形式で指定することが可能です。
ゲートウェイIP サブネット内で、他のNWの接続点であるデフォルトゲートウェイを設定したい場合は、上で設定したネットワークアドレス内の中から任意のIPアドレスを指定します。ゲートウェイを設定しない場合は、「ゲートウェイなし」にチェックを入れます。

3.1.1.3. サブネットの詳細設定

ロジカルネットワーク上のサブネットに対して、DHCP機能(アドレス設定機能)の有無、ルーティング情報などをここで設定します。
DHCP機能を有効化すると、仮想サーバーインスタンスの作成時、接続インターフェイスの追加時など、各リソースにインターフェイスが追加される際にそのインターフェイス(NIC)に自動で情報が流通されます。

注釈

DHCP機能(アドレス設定機能)を無効にしている場合、IPアドレスがインスタンス上のOSに自動設定されません。個別にOSの設定をしてください。
VRRPを利用する場合、DHCPは有効としていただくようお願いします。DHCPが無効の場合、弊社ネットワークにおいてソースのIPアドレスが0.0.0.0でARPリクエストが実施されます。この場合、一部アプライアンスでARPリプライしないことが確認されています。
DHCP機能の詳細は 4.1 ロジカルネットワーク をご参照ください。
ロジカルネットワークの作成画面
DHCP有効 チェックボックスをONにするとDHCP機能(サーバアドレス設定機能)を有効にします。
IPアドレス割り当てプール 各インターフェイスに払い出すことが可能なIPアドレスレンジを指定します。
DNSサーバ

お客様側が利用するDNSサーバを指定します。

  • 「DNSサーバーなし」にチェックあり・・・DNSサーバーアドレスは配信されません
  • 「DNSサーバーなし」にチェックなし・・・指定アドレスをDNSサーバーアドレスとして配信します。
NTPサーバー お客様側が利用するNTPサーバを指定します。
追加のルート設定 当該ロジカルネットワークに接続するリソースに対して、共通のルーティング設定が必要な場合、ここにルーティング情報を記入します。
必要な項目の入力が完了したら、「作成」をクリックします。ロジカルネットワークの一覧に作成されたネットワークが追加されます。
同様の作業を必要なロジカルネットワークの数だけ実施します。

3.1.2. 変更手順

3.1.2.1. ポートの追加手順

ロジカルネットワークにポートを追加する手順を説明します。
利用中のIPアドレスを手動登録することで、利用中のIPアドレスが自動払出されなくすることなどが可能です。
  • ロジカルネットワークの一覧から、1つのロジカルネットワークをクリックすると、下図のページへ遷移します。
  • ポートの項目の「ポートの作成」ボタンをクリックします。
ロジカルネットワークの詳細
  • ポートの作成画面の「基本情報」タブにポート名などの情報を入力します。
ポート追加画面1
  • ポートの作成画面の「固定IPアドレス」タブをクリックし、固定IPアドレスの情報を入力します。
  • 自動払出の対象外としたいIPアドレスがあれば、ここで入力を行います。
ポート追加画面2
  • ポートの作成画面の「許可されたアドレスのペア」タブをクリックし、許可されたアドレスのペアの情報を入力します。
  • 最期に、「ポートの作成」ボタンをクリックすることで、ポートの追加が完了します。
ポート追加画面3

3.1.2.2. 許可されたアドレスペアの設定手順

仮想サーバなどでVRRPなどの冗長化プロトコルを利用する場合、仮想IPアドレス・仮想MACアドレスをポートに登録する必要があります。
本設定を実施しないと冗長化プロトコルで利用する仮想アドレス宛て通信が出来ないためご注意ください。
冗長化プロトコルを動作させたい仮想サーバと接続する全ポートに対し、同一の仮想IPアドレス・仮想MACアドレスを登録ください。
仮想MACアドレスは、冗長化プロトコルの仕様に準じたアドレスを指定ください。
同一IPアドレスを異なるMACアドレスで利用する冗長化方式は動作致しません。

ロジカルネットワークの一覧から、1つのロジカルネットワークをクリックすると、下図のようなページへ遷移します。

ロジカルネットワークの詳細

ポートの一覧から、変更したいポートの「ポートの編集」をクリックします。「許可されたアドレスのペア」のタブをクリックし、ポートに割り当てる仮想IPアドレス・仮想MACアドレス情報をここで入力します。

ロジカルネットワークのポート編集

3.1.2.3. DHCP(アドレス設定機能)の有効化手順

ロジカルネットワークのDHCP(アドレス設定機能)を無効から有効化に変更する手順を説明します。

注釈

DHCP機能(アドレス設定機能)を無効にしている場合、IPアドレスがインスタンス上のOSに自動設定されません。個別にOSの設定をしてください。
VRRPを利用する場合、DHCPは有効としていただくようお願いします。DHCPが無効の場合、弊社ネットワークにおいてソースのIPアドレスが0.0.0.0でARPリクエストが実施されます。この場合、一部アプライアンスでARPリプライしないことが確認されています。
DHCP機能の詳細は 4.1 ロジカルネットワーク をご参照ください。
  • コントロールパネルにログインし、「ネットワーク」→「ロジカルネットワーク」へと進みます。
  • ロジカルネットワークの一覧から、DHCPを有効化したいロジカルネットワークをクリックして下図のページへ遷移し、アクションの「サブネットの編集」をクリックします。
サブネットの編集ボタン
  • サブネットの編集画面にて、「サブネットの詳細」をクリックします。
サブネットの編集
  • DHCP有効化のチェックボックスにチェックを入れ、下部の青い「サブネットの編集」のボタンをクリックします。
DHCP有効化
  • 以上で、DHCPの有効化が完了します。

注釈

  • 本機能を有効化した場合、アドレス設定用論理ポート(DHCPサーバーポート)用のIPアドレスを1個、サービス側で利用します。IPアドレス割り当てプール内の、「リソースアドレス管理機能(ポート)」に利用登録されていないアドレスの最若番を自動払出します。
  • 本機能を有効時にも任意のIPアドレスを固定的に割り当てることが可能です。リソース接続時に、ポートのアドレス払出機能にて、任意のアドレスを指定ください。

3.1.3. 削除手順

コントロールパネルにログインし、「ネットワーク」→「ロジカルネットワーク」へと進みます。
ロジカルネットワークを削除する場合は、事前にそのロジカルネットワークに存在しているサブネットを全て削除しておく必要があります。
サブネットを削除する場合、事前にそのサブネットに接続しているポートを全て削除しておく必要があります。仮想ネットワークアプライアンス(Managed Firewall、Managed UTM、Managed UTM、ロードバランサ―(NetScaler VPX)、ファイアウォール(Brocade 5600 vRouter) など)では、ポートをNTTComにて管理しているため、ロジカルネットワークの画面では確認することが出来ません。仮想ネットワークアプライアンスの各メニュー画面からロジカルネットワークからの切断を実施してください。

3.1.3.1. サブネットの削除

ロジカルネットワークの一覧から、1つのロジカルネットワークをクリックすると、下図のようなページへ遷移します。

サブネット一覧

ここで削除したいサブネットを選択し、「サブネットの削除」を実行します。

3.1.3.2. ロジカルネットワークの削除

サブネット削除の完了後、ロジカルネットワークの一覧画面に戻り、「ロジカルネットワークの削除」をクリックします。

ロジカルネットワークの削除