5.4.2.7. 帯域制御設定

動作確認バージョン:Netscaler VPX Version11.0 Build67.12 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.0 Build53.13 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.1 Build52.15 Standard Edition
ロードバランサーではRate Limiting機能により特定のインタフェースの最大負荷を定義できます。
この機能を使用すると、リアルタイムに設定した通信量に基づいての調整が可能です。この結果、サーバ側への過大な負荷を減らすことができます。

ここでは、ロードバランサーのインタフェースに対してパフォーマンス上限を設定する方法について紹介します。

注釈

  • 指定した閾値以上のスループットを消費している場合、新規リクエストをDROPしますが、既存の接続スループットを制限して閾値に抑えることは致しません。

サンプル設定のシナリオ

  • ロードバランサー(192.168.2.11)のクライアント側インタフェースに通信のパフォーマンス上限(8192Kbps)を設定したい
  • 通信がパフォーマンス上限値に達した状態で新しい通信リクエストが来た場合にパケットを破棄したい
構成図
Fig17101
「Configuration」メニューより「AppExpert」→「Rate Limiting」→「Limit Identifiers」へと進みます。
Fig17102
Limit Identifiers画面を表示後、「Add」をクリックします。
Fig17103
Create Limit Identifier画面が表示されるので、以下の表のとおりに入力していきます。
設定値を入力し、「Create」をクリックします。
Fig17104
Limit Identifiers画面が表示されるので、設定したLimit Identifierが表示されていることを確認します。
Fig17105
「Configuration」メニューより「AppExpert」→「Responder」→「Policies」へと進みます。
Fig17106
Responder Policies画面を表示後、「Add」をクリックします。
Fig17107
Create Responder Policy画面が表示されるので、以下の表のとおりに入力していきます。
設定項目 設定値
Name ResponderPolicy01(任意のResponder Policy名)
Action DROP
Undefined-Result Action -Global undefined-result action-
Expression HTTP.REQ.URL.CONTAINS("/") && SYS.CHECK_LIMIT("Ratelimit01")

注釈

Expressionの設定は「Expression Editor」をクリックしExpression Editor画面からできますが、設定値の直接入力もできます。

設定値を入力し、「Create」をクリックします。「Create」をクリックした際にRESPONDER機能を有効化することの確認画面が出現する場合がございます。その場合は「Yes」をクリックして下さい。
Fig17108
Responder Policies画面が表示されるので、設定したResponder Policyが表示されていることを確認します。
Fig17109
「Configuration」メニューより「Traffic Management」→「Load Balancing」→「Virtual Servers」へと進みます。
Fig17110
Virtual Servers画面を表示後、パフォーマンス上限を設定したいVirtual Serverを選択し、「Edit」をクリックします。
Fig17111
Virtual Serversの詳細表示画面が表示されるので、画面右「Advanced Settings」の「Policies」をクリックします。
Fig17112
Virtual Serversの詳細表示画面に追加された「Policies」項の「+」をクリックします。
Fig17113
Choose Type画面が表示されるので、以下の表のとおりに入力していきます。
設定項目 設定値
Choose Policy Responder
Choose Type Request
設定値を入力し、「Continue」をクリックします。
Fig17114
Choose Type画面が表示されるので、以下の表のとおりに入力していきます。
設定項目 設定値
Select Policy ResponderPolicy01
Priority 100
Goto Expression END
Invoke LabelType None

注釈

Select Policyの設定は「Click to select」をクリックし、表示されたResponder Policies画面より設定済みであるResponderPolicy01を選択します。

設定値を入力し、「Bind」をクリックします。
Fig17115
Virtual Serversの詳細表示画面が表示されるので、「Policies」項に「1 Responder Policy」と表示されていることを確認し「Done」クリックします。
Fig17116
Virtual Servers画面が表示されます。
Fig17117
これでロードバランサーのインタフェースに対するパフォーマンス上限の設定が完了しました。

動作確認結果

ブラウザ画面を2つ立ち上げて、Webページにアクセスします。
上限を超えた2つ目のブラウザでは通信がDropされてしまい表示されないことを確認しましたのでパフォーマンス上限で制限されていることが確認できました。
Fig17118