5.4.2.11. 異なるバージョン間の切替¶
ここでは、利用中のロードバランサー(冗長構成)を新バージョンのロードバランサー(冗長構成)へ切替する手順をご説明します。
弊社では、以下に示すバージョンの組み合わせで動作確認を行なっております。
重要
- 本メニューで提供されるソフトウェア(NetScaler VPX)のEOM/EOL情報について、Product Matrix のNetScaler ADCの情報を事前にご確認いただき、切替の計画をご検討ください。
旧バージョン | 新バージョン |
11.0-67.12 Standard Edition | 12.0-53.13 Standard Edition |
10.5-57.7 Standard Edition | 12.1-52.15 Standard Edition |
12.0-53.13 Standard Edition | 12.1-52.15 Standard Edition |
また、切替手順パターンは以下の2通りございます。
(パターン1の特徴)
・新バージョンのロードバランサーでは、旧バージョンのロードバランサーで使用していたIPアドレスを引き継がず、
別のIPアドレスで切替する手順です。
・パターン2と比較して、冗長解除時間が短くなります。
・パターン2と比較して、切り戻し所要時間が短くなります。
(パターン2の特徴)
・新バージョンのロードバランサーでは、旧バージョンのロードバランサーで使用していたIPアドレスを引き継ぎ、
同じIPアドレスで切替する手順です。
・ただし、MACアドレスは引き継がないため、通信できない場合は通信経路上及び対抗機器のARPテーブルの
旧MACアドレス情報を更新していただく必要がございます。
・パターン1と比較して、冗長解除時間が長くなります。
・パターン1と比較して、切り戻し所要時間が長くなります。