振り分け指定したサーバへの通信確認¶
動作確認バージョン: | Netscaler VPX Version11.0 Build67.12 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.0 Build53.13 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.1 Build52.15 Standard Edition |
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振り分け指定した1台のサーバへの通信確認¶
ここでは、通信の振り分け先サーバに1台のwebサーバを指定し、通信確認を実行します。
サンプル設定のシナリオ
- 仮想PCからは、ロードバランサーのVirtual Serverである192.168.1.200でアクセスを受けたい
- ロードバランサー経由で仮想webサーバにアクセスできWebページを正しく表示させたい
構成図
以下の環境で実施します。
設定項目 | 設定値 |
仮想PC | 192.168.1.103 |
ロードバランサー | 192.168.2.11 |
Virtual Server | 192.168.1.200 |
振り分け先webサーバ(web1) | 192.168.2.12 |
注釈
この手順を実行する前に、あらかじめサーバ登録・サービス登録・バーチャルサーバの登録を実施していただく必要があります。
動作確認結果
仮想PCのブラウザより、Virtual ServerのIP Address(192.168.1.200)にアクセスした結果、仮想PCのブラウザにwebページが表示されました。また、サーバ側のアクセスログから、ロードバランサ経由でサーバにアクセスしていることが確認できたため、正しく設定・通信確認ができていることを確認しました。
仮想webサーバのログから通信記録が確認できます。
注釈
本シナリオではSource IP NATを使用しており、送信元はロードバランサーのIPアドレスとなります。
振り分け指定した2台のサーバへの通信確認¶
ここでは、通信の振り分け先サーバに2台のwebサーバを指定し、通信確認を実行します。
サンプル設定のシナリオ
- 仮想PCからは、ロードバランサーのVirtual Serverである192.168.1.200でアクセスを受けたい
- ロードバランサー経由で仮想webサーバにアクセスできWebページを正しく表示させたい
- サーバ登録している192.168.2.12ならびに192.168.2.13両方に正しくアクセスできていることを確認したい
構成図
以下の環境で実施します。
設定項目 | 設定値 |
仮想PC | 192.168.1.103 |
ロードバランサー | 192.168.2.11 |
Virtual Server | 192.168.1.200 |
振り分け先webサーバ1(web1) | 192.168.2.12 |
振り分け先webサーバ2(web2) | 192.168.2.13 |
動作確認結果
仮想PCのブラウザより、Virtual ServerのIP Address(192.168.1.200)にアクセスした結果、仮想PCのブラウザにwebページが表示されました。また、サーバ側のアクセスログから、ロードバランサ経由でそれぞれのサーバにアクセスしていることが確認できたため正しく設定・通信確認ができていることを確認しました。
仮想webサーバ1のログから通信記録が確認できます。
仮想webサーバ2のログから通信記録が確認できます。
注釈
本シナリオではSource IP NATを使用しており、送信元はロードバランサーのIPアドレスとなります。