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ホーム >ドキュメント >Enterprise Cloud 2.0 Tutorial v2.41.1 > 5. ネットワーク / SD-Exchange > 5.4. ロードバランサーのご利用方法 > 5.4.2. NetScaler VPX の動作確認済設定例 > 5.4.2.5. ロードバランシング機能 >Cookie Insertによるセッションを維持する方法

Cookie Insertによるセッションを維持する方法¶

動作確認バージョン:Netscaler VPX Version11.0 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.0 Standard Edition, Netscaler VPX Version12.1 Standard Edition
ここではセッションを維持する方法として、Cookie Insertによる維持方法を紹介します。
ECサイトなどでは、繰り返されるクライアント(ユーザ)との通信を保持しておく必要があります。この機能は、最初に張られたセッションを維持することで同じサーバとの通信を保持し、クライアント(ユーザ)との通信で画面遷移などに矛盾を発生させないようにすることができます。

サンプル設定のシナリオ

  • クライアントからのアクセスに対して仮想Wサーバへのセッション維持の設定をしたい
構成図
Fig10002
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Virtual Servers」へと進み、Virtual Servers画面を表示後、対象の「Server Name」を選択し「Edit」をクリックします。
Fig10002
Virtual Server詳細表示画面において、画面右「Advanced Settings」の、「Persistence」をクリックします。
Fig10003
「Persistence」の設定にて「COOKIEINSERT」を選択後、以下の通りに入力し「OK」をクリックします。
設定項目 設定値
Persistence COOKIEINSERT
Time-out 10
Cookie name testcookie(任意の名前)
Fig10006
「Persistence」に「Persistence COOKIEINSERT」が表示される事を確認し、「Done」をクリックします。
Fig10007
Virtual Servers画面にて、対象のServer「Persistence」が「COOKIEINSERT」となっており、「State」 および「Effective State」が「Up」であることを確認します。
Fig10008

動作確認結果

webページへ2回アクセスし、同じ仮想webサーバ1にアクセスしているかを確認します。
  • 仮想webサーバ1に2回のアクセス記録が確認できます。
Fig10009
  • 仮想webサーバ2のログから通信記録は確認できませんでした。
Fig10010
次にクライアント(ユーザ)側にあたる仮想PCでパケットキャプチャによりcookieが通信されているかを確認します。
パケットキャプチャの結果からwebページへ2回アクセスした通信のそれぞれで、設定したtestcookieが確認できました。
Fig10011
Fig10012

サーバ振り分け方式の設定
証明書を登録する方法

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 共通機能
  • 3. サーバー
  • 4. ストレージ
  • 5. ネットワーク / SD-Exchange
  • 6. 専用ハイパーバイザー
  • 7. バックアップ
  • 8. セキュリティ
  • 9. ミドルウェア
  • 10. Platform Service
  • 11. マネジメント
  • 12. ツール
  • 13. その他
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