12.2.5.9. サーバ振り分け方式の設定

動作確認バージョン:Netscaler VPX Version11.0 Build67.12 Standard Edition
ここでは、ロードバランサーの振り分け方式の設定方法を紹介します。
これは複数のサーバにクライアント(ユーザ)からのアクセスを振り分ける方式(ルール)を決定します。

ROUND ROBIN方式の設定

ここでは、ROUND ROBINによるロードバランス方式について紹介します。
ROUND ROBINは、クライアントからのリクエストを各サーバに均等に転送していく振り分け方式です。

サンプル設定のシナリオ

  • ロードバランサーの振り分け方式をROUND ROBINにしたい
構成図
Fig9101
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Virtual Servers」へと進み、Virtual Servers一覧画面を表示します。Virtual Servers一覧画面にて任意のVirtual Serverを選択し、「Edit」をクリックします。
Fig9102
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、画面右の「Advanced Settings」より「Method」をクリックします。
Fig9103
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」をクリックします。
Fig9104
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」から「ROUND ROBIN」を選択し、「OK」をクリックします。
Fig9105
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、「Method」項に設定したロードバランシング振り分け方式が表示されていることを確認し、「Done」をクリックします。
Fig9106
Virtual Server一覧画面が表示されるので、Virtual Serverの「State」及び「Effective State」が「Up」になり、「Method」が設定したロードバランシング振り分け方式となっていることを確認します。
Fig9107

注釈

ステータスがすぐにUpにならない場合はしばらくお待ちいただくか画面を更新してください。

動作確認結果

Webページにアクセスした結果、サーバ1とサーバ2に均等に振り分けられましたのでROUND ROBIN方式で、ロードバランサーが振り分けていることが確認できました。
仮想webサーバ1のアクセスログ
Fig9108
仮想webサーバ2のアクセスログ
Fig9109

LEAST CONNECTION方式の設定

ここでは、LEAST CONNECTIONによるロードバランス方式について紹介します。
LEAST CONNECTIONは、コネクション数が少ないサーバに対して転送していく振り分け方式です。
Citrix Netscaler VPX では、デフォルトの振り分け方式になります。

サンプル設定のシナリオ

  • ロードバランサーの振り分け方式をLEAST CONNECTIONにしたい
構成図
Fig9201
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Virtual Servers」へと進み、Virtual Servers一覧画面を表示します。Virtual Servers一覧画面にて任意のVirtual Serverを選択し、「Edit」をクリックします。
Fig9202
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、画面右の「Advanced Settings」より「Method」をクリックします。
Fig9203
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」をクリックします。
Fig9204
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」から「LEAST CONNECTION」を選択し、「OK」をクリックします。
Fig9205
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、「Method」項に設定したロードバランシング振り分け方式が表示されていることを確認し、「Done」をクリックします。
Fig9206
Virtual Server一覧画面が表示されるので、Virtual Serverの「State」及び「Effective State」が「Up」になり、「Method」が設定したロードバランシング振り分け方式となっていることを確認します。
Fig9107

注釈

ステータスがすぐにUpにならない場合はしばらくお待ちいただくか画面を更新してください。

動作確認結果

あらかじめサーバ1へはロードバランサーから多数のアクセスを発生させています。サーバ2は、アクセス数0の状態かでクライアントからの接続を複数回実施しました。
Webページにアクセスした結果、サーバ2のログにだけ振り分けられているためLEAST CONNECTION方式で、ロードバランサーが振り分けていることが確認できました。

仮想webサーバ1のログから通信記録は確認できませんでした。
Fig9208
仮想webサーバ2のログから通信記録が確認できました。
Fig9209

SOURCE IP HASH方式の設定

ここでは、SOURCE IP HASHによるロードバランス方式について紹介します。
SOURCE IP HASHは、クライアントからの送信元IPヘッダのハッシュ値に基づきサーバに転送される振り分け方式です。
この方式は、同じIPヘッダを利用するクライアントは必ず同じサーバに転送されます。

サンプル設定のシナリオ

  • ロードバランサーの振り分け方式をSOURCE IP HASHにしたい
構成図
Fig9301
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Virtual Servers」へと進み、Virtual Servers一覧画面を表示します。Virtual Servers一覧画面にて任意のVirtual Serverを選択し、「Edit」をクリックします。
Fig9302
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、画面右の「Advanced Settings」より「Method」をクリックします。
Fig9303
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」をクリックします。
Fig9304
Methodの編集画面にて「Load Balancing Method」から「SOURCE IP HASH」を選択し、「OK」をクリックします。
Fig9305
Virtual Serverの詳細表示画面が表示されるので、「Method」項に設定したロードバランシング振り分け方式が表示されていることを確認し、「Done」をクリックします。
Fig9306
Virtual Server一覧画面が表示されるので、Virtual Serverの「State」及び「Effective State」が「Up」になり、「Method」が設定したロードバランシング振り分け方式となっていることを確認します。
Fig9307

注釈

ステータスがすぐにUpにならない場合はしばらくお待ちいただくか画面を更新してください。

動作確認結果

クライアントからの送信元IPアドレスが変わらないため、ハッシュ関数での計算結果によりサーバ1へアクセスが固定されました。サーバ2へ振り分けられていないのでSOURCE IP HASH方式による振り分け確認ができました。
仮想webサーバ1のログから通信記録が確認できました。
Fig9308
仮想webサーバ2のログから通信記録は確認できませんでした。
Fig9309