VMware Hybrid Cloud Extension構築手順

本チュートリアルでは、VMware Hybrid Cloud Extensionの構築手順を紹介します。

事前にご用意いただく環境

本章では、HCXの構築にあたりお客さまで事前に作業いただく内容について記載します。
なお、本手順ではHCXのSource Siteであるお客さま環境をEnterprise側、Destinationである弊社VMware Cloud Foundationメニュー環境をCloud側と呼称します。

<Enterprise側でご用意いただく環境>
本手順では、ECL2.0 JP2のvSphere環境をEnterprise側相当として、以下の環境を構成しています。
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メニュー スペック 台数 用途
専用ハイパーバイザー GP2 vSphere6.0 1台 ESXIホスト
仮想サーバー 2CPU-8GB (Windows Server 2012 R2) 1台 vCenter Server用途
  1CPU-4GB (Windows Server 2012 R2) 1台 DNSサーバー用途
  2CPU-8GB (Windows Server 2012 R2) 1台 踏み台サーバー用途
ボリューム 40GB 2台 vCenter, 踏み台サーバー用途
ロジカルネットワーク   4本 管理ネットワーク、Publicネットワーク、vMotionネットワーク、ストレージネットワーク
共通機能ゲートウェイ   1台  
インターネットゲートウェイ 1GB Best Effort 1台  
Managed Firewall 2CPU-4GB 1台  
Block Storage 2IOPS/GB 1TB 1台 ESXiホスト用

<Cloud側でご用意頂く環境>
Cloud側では事前にECL2.0環境で以下のリソースを作成します.
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メニュー スペック 台数 用途
専用ハイパーバイザー VMware Cloud Foundation 4台 ESXIホスト
仮想サーバー 1CPU-4GB (Windows Server 2012 R2) 1台 DNSサーバー用途
  2CPU-8GB (Windows Server 2012 R2) 1台 踏み台サーバー用途
ボリューム 40GB 2台 vCenter, 踏み台サーバー用途
ロジカルネットワーク   3本 管理ネットワーク、Publicネットワーク、vMotionネットワーク
共通機能ゲートウェイ   1台  
インターネットゲートウェイ 1GB Best Effort 1台  
Managed Firewall 2CPU-4GB 1台  

HCX Manager(Cloud側)のデプロイ方法

本章では、弊社提供のHCX ManagerのOVAファイルを使用してCloud側でHCX Managerをデプロイする手順を紹介します
  • vSphere web Clientにログインし、「OVFテンプレートのデプロイ」を選択します
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  • 弊社提供のCloud側のOVAファイルをローカルに配置またはURLで指定し、アップロードします。アップロード後に「次へ」を選択します。
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  • 任意の仮想マシン名を入力し、HCX Managerの格納フォルダーを選択し、「次へ」を選択します。
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  • 「リソースプール」タブから、テンプレートの実行場所を選択し、「次へ」を選択します
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  • テンプレートの詳細で「製品」が「HCX」と認識されていることを確認し、「次へ」を選択します
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  • 使用許諾書を確認後、「承諾」をクリックし、「次へ」を選択します
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  • 仮想ディスクフォーマット、仮想ストレージポリシーを指定し、データストアを選択します。選択後「次へ」を選択します
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  • ターゲットネットワークで「SDDC-DPortGroup-Mgmt」を選択し、「次へ」を選択します
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  • 以下パラメーターを設定し、「次へ」を選択します
    • DNS
      • DNSサーバーリスト:お客さまご利用のDNSサーバーのIPアドレス
    • Static Routes
      • The Default Gateway IP's Address1:HCX Managerのデフォルトゲートウェイアドレス
      • The Static Route 1 Network:HCX ManagerのIPアドレス
    • Passwords
      • CLI「Admin」ユーザーパスワード:HCX ManagerにCLIでログインする際のパスワード
      • root Password:HCX ManagerにGUIでログインする際のパスワード
    • ネットワークプロパティ
      • デフォルトIPv4ゲートウェイ:HCX Managerのデフォルトゲートウェイアドレス
      • ネットワーク1 IPv4アドレス:HCX ManagerのIPアドレス
      • ネットワーク1ネットマスク:HCX Managerのネットマスク
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  • 設定が反映されていることを確認し、「完了」をクリックします。
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  • インベントリからHCX ManagerのVMがデプロイされていることを確認し、VMをパワーオンします。

HCX Manager(Enterprise側)のデプロイ方法

本章では弊社提供のHCX Manager OVAファイルとアクティベーションキーを利用してCloud側でHCX Managerをデプロイし、アクティベーションする手順を紹介します
  • ご利用のDNSサーバーにおいて、正引き・逆引き両方のレコードを登録し、HCX Managerの名前解決をします。本手順ではDNSサーバーとして、Windows Server2012 R2を構築しDNS Manager機能を使用してDNSレコードを登録しています
<正引き>
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<逆引き>
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  • https://[お客さまご指定のHCX ManagerのFQDN]:9443/login.jsp からHCX Managerにアクセスし、以下ログイン情報を入力して「LOGIN」をクリックします
    • ユーザー名:admin
    • Password:HCX Managerデプロイ時に指定したパスワード
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  • 以下入力し、「ACTIVATE」を選択します
    • HCX Server:https://connect.hcx.vmware.com
    • License Key:弊社提供のCloud側のアクティベーションキー
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  • ご利用のVMware Cloud Foundationがデプロイされているリージョンの都市を選択し、「CONTINUE」をクリックします
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  • HCX ManagerのSystem Nameを入力し、「CONTINUE」をクリックします。
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  • 「vSphere」を選択し、「CONTINUE」をクリックします。
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  • 以下パラメーターを設定し、「次へ」を選択します
    • Connect your vCenter
      • vCenter Server:https://[ご利用のVCF環境のvCenterのFQDN]
      • Username:vCenterのuser名
      • Password:vCenterの上記Usernameのパスワード
    • Connect your NSX
      • NSX Manager:https://[ご利用のVCF環境のNSX ManagerのFQDNまたはIPアドレス]
      • Username:NSX Managerのuser名
      • Password:NSX Managerの上記Usernameのパスワード
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  • ご利用のVCF環境のPSCのFQDNを入力し、「CONTINUE」をクリックします。
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  • 外部からアクセスする際のHCX ManagerのURLを設定します。本手順ではHCX ManagerのFQDNを使用しています。
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  • 上記の設定が反映されていることを確認し、「RESTART」を選択します
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  • RESTARTが正しく実行されると、以下画面に遷移します
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  • ConfigurationタブのvSphere Role MappingからEnterprise AdminのUser Groupを以下設定し、「SAVE」を選択します
    • User Groups:<vCenterのドメイン名>Administrators
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HCX Manager (Cloud側) のInterconnectの設定

本章ではCloud側のHCX Interconnectの設定の手順を紹介します。本章では後にHCX Interconnectに必要なコンポーネントをデプロイするために必要なプロファイルの設定までを行います。
  • https://[HCX ManagerのFQDN]/にアクセスし、HCX ManagerのUsernameとPasswordを入力して「LOGIN」をクリックします。 ※Port 9443を指定せず接続してください
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  • 正しくアクセスした場合は、以下の画面が表示されます。右上の「CONFIGURE INTERCONNECT」を選択します。※本手順では「Welcome to HCX Cloud」に関しては「SKIP」を選択します。
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  • 画面中央のCREATE INTERCONNECT CONFIGURATIONをクリックします
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  • HCX Interconnectのコンポーネントを格納するResource poolを選択します。
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  • HCX Interconnectのコンポーネントを格納するDatastoreを選択し、「NEXT」を選択します
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  • HCX Interconnectのコンポーネントが使用する各ネットワーク情報を設定します
    • 管理ネットワークに関して以下パラメーターを入力します
      • Network:管理ネットワークを指定
      • Type:「LAN facing Networks」の「Management」を選択
      • IP Ranges:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するIPレンジを指定
      • Prefix Length:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するPrefixを指定
      • Default Gateway IP Address:HCX Interconnectのコンポーネントのデフォルトゲートウェイを指定
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  • 「+Add」をクリックし、vMotionに関して同様に以下パラメーターを入力します
    • Network Type:「Distributed Port Group」を選択
    • Network:vMotionネットワークを指定
    • Type:「LAN facing Networks」の「vMotion」を選択
    • IP Ranges:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するIPレンジを指定
    • Prefix Length:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するPrefixを指定
    • Default Gateway IP Address:HCX Interconnectのコンポーネントのデフォルトゲートウェイを指定
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  • 「+Add」をクリックし、インターネット接続用のネットワークに関して同様に以下パラメーターを入力します。入力後「Next」を選択します
    • Network Type:「Distributed Port Group」を選択
    • Network:Externalネットワークを指定
    • Type:「WAN facing Networks」の「Internet」を選択
    • IP Ranges:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するIPレンジを指定
    • Prefix Length:HCX Interconnectのコンポーネントが使用するPrefixを指定
    • Default Gateway IP Address:HCX Interconnectのコンポーネントのデフォルトゲートウェイを指定
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  • 必要に応じてStatic Routeを指定します。本手順では指定しません。
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  • 上記の設定が正しく反映されていることを確認し、「FINISH」を選択します
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  • 正しく完了した場合、以下画面に遷移します
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HCX Manager (Enterprise側) のデプロイ方法

本章では弊社提供のHCX Manager OVAファイルとアクティベーションキーを利用してEnterprise側でHCX Managerをデプロイし、アクティベーションする手順を紹介します
  • 弊社提供のHCX ManagerのEnterprise側のOVAファイルを用いてCloud側と同様にHCX Managerをデプロイします
  • Cloud側と同様に、Enterprise側のDNSサーバーにHCX Managerのレコードを登録した後、https://[お客さまご指定のHCX ManagerのFQDN]:9443/login.jsp からHCX Managerにアクセスし、デプロイ時に指定のログイン情報を入力して「LOGIN」をクリックします。
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  • 以下入力し、「ACTIVATE」を選択します
    • HCX Server:https://connect.hcx.vmware.com
    • License Key:弊社提供のEnterprise側のアクティベーションキー
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  • お客さまご利用のvSphere環境の都市を選択し、「CONTINUE」をクリックします
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  • HCX ManagerのSystem Nameを入力し、「CONTINUE」をクリックします。
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  • 「YES, CONTINUE」を選択します
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  • 以下パラメーターを入力し、「CONTINUE」をクリックします。
    • Connect your vCenter
      • vCenter Server:https://[ご利用のvSphere環境のvCenterのFQDN]
      • Username:vCenterのuser名
      • Password:vCenterの上記Usernameのパスワード
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  • ご利用のvSphere環境のPSCのFQDNを入力し、「CONTINUE」をクリックします。
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  • 上記の設定が反映されていることを確認し、「RESTART」を選択します
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  • RESTARTが正しく実行されると、以下画面に遷移します
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  • Enterprise側のvSphere web Clientに再ログインを実施し、Home画面で以下「HCX」のpluginがインストールされていれば完了です。
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