22.3.2. Enterprise Cloud 2.0 外で利用しているグローバルIPアドレスに関する逆引き設定方法

本ページでは、 DNSメニューの逆引き設定を利用して
Enterprise Cloud 2.0 外で利用しているグローバルIPアドレス逆引き設定についてご説明いたします。

本項目は、サポート対象外(DNSの一般的な設定に係る事項など)の部分の記述を多く含みます。必ずお客さま自身で編集前設定のバックアップや設定項目の理解をされた上でのご実施をお願いします。 また、IPアドレス逆引きのための権限委譲については、お客様がご利用のIPアドレス提供事業者により申請方法や設定方法が異なります。提供事業者へ直接お問い合わせください。

22.3.2.1. 想定シナリオ

以下の設定例にて逆引き設定を行います。

  • 逆引きさせたいIPアドレス

    198.51.100.200

  • 逆引きさせたいホスト名

    example.com.

22.3.2.2. (手順1) ホストゾーンの追加

逆引きに必要なホストゾーンを登録します。

注釈

RFC 1035で定義されるように、PTRレコードにはownerを記載する必要があります。
このownerの記載で利用されるのが、RFC 2317で定められた”in-addr.arpa.”というドメインです。
これはIPv4用のDNS逆引き用ドメインであり、”198.51.100.200”というIPアドレスを逆引きするために”200.100.51.198.in-addr.arpa.”が解決されます。
つまり、”200.100.51.198.in-addr.arpa.”というPTRレコードを解決した結果が、”example.com.”になっていれば逆引きが可能な状態であると言えます。
まずは、このレコードを登録できるように、”100.51.198.in-addr.arpa.”というホストゾーンを本サービスのDNSに登録します。

注釈

参考: ゾーンの作成方法

この際に払い出されたNSレコードをメモしておきます。今回の例では、以下のNSレコードと仮定します。
- dns101-1.jp1.ecl.ntt.com
- dns101-2.uk1.ecl.ntt.com
- dns101-3.us1.ecl.ntt.com
- dns101-4.sg1.ecl.ntt.com

22.3.2.3. (手順2) レコードセットの追加

次に、”200.100.51.198.in-addr.arpa.”というレコードセットを先ほど作成した”100.51.198.in-adde.arpa.”ホストゾーンの下に作成します。
今回の例では以下の内容となります。
- Name: 200
- Type: PTR-Pointer
- Value: example.com.
※example.comの後の”.”(ドット)も入力が必要です
※ルートからのFQDNで記載する必要があります

22.3.2.4. (手順3) 確認

Enterprise Cloud 2.0 のDNS上で正しく登録できているか確認します。以下のコマンドで Enterprise Cloud 2.0 DNS上のレコードを確認します。

$ dig @dns101-1.jp1.ecl.ntt.com -x 198.51.100.200

以下のような応答が返ってくれば、本サービスのDNSとしての登録は完了です。

; <<>> DiG 9.8.3-P1 <<>> @dns103-1.jp1.ecl.ntt.com -x 111.68.200.113
; (1 server found)
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 50838
;; flags: qr aa rd; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 3, ADDITIONAL: 0
;; WARNING: recursion requested but not available

;; QUESTION SECTION:
;200.100.51.198.in-addr.arpa. IN PTR

;; ANSWER SECTION:
200.100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN PTR example.com

;; AUTHORITY SECTION:
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS dns101-1.jp1.ecl.ntt.com.
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS dns101-2.uk1.ecl.ntt.com.
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS dns101-3.us1.ecl.ntt.com.
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS dns101-4.sg1.ecl.ntt.com.

;; Query time: 70 msec
;; SERVER: 153.128.36.49#53(153.128.36.49)
;; WHEN: Wed Nov 16 13:48:48 2016
;; MSG SIZE rcvd: 156

次に以下のコマンドで逆引きの設定が完了していることを確認します。

$ dig -x 198.51.100.200

以上で設定は完了です。

注釈

期待された応答が返されない場合には、以下を確認します。
- 同じIPアドレスでdigをしたキャッシュが残っていないか
- IPアドレスを購入、利用している事業者において逆引きDNSの設定が完了しているか