22.3.1. Enterprise Cloud 2.0 で利用しているグローバルIPアドレスに関する逆引き設定方法

本ページでは、 DNSメニューの逆引き設定を利用して
Enterprise Cloud 2.0 で追加されたグローバルIPアドレス逆引き設定についてご説明いたします。

22.3.1.1. 想定シナリオ

ここでは、以下の設定例で仮想サーバーの逆引き設定を行います。

  • サーバーのIPアドレス

    192.0.2.5

  • サーバーのデフォルトIPアドレス逆引きレコード

    192-0-2-5-revip-jp1-default.2.0.192.in-addr.arpa.

  • サーバーに設定したいホスト名

    reverselookup.example.com.

22.3.1.2. ホストゾーンを作成する

サーバーに設定したいホスト名のホストゾーンを作成します。 本手順は、すでに該当ホストゾーンを作成済みの場合、スキップ可能です。

ゾーンの作成方法 を参考に、以下の値でホストゾーンを作成します。

  • Domain Name: ドメイン名

    example.com.

22.3.1.3. Aレコードのレコードセットを作成する

サーバーに対し、Aレコードを登録します。

本手順はすでにAレコードを作成済みの場合、もしくは他のDNSサービスにおいて Aレコードが正常に解決できる場合にスキップ可能です。

注釈

逆引きの設定にあたり、サーバーに設定されたホスト名の名前解決を行えるAレコードの登録が必須となります。 例えば、本シナリオのように192.0.2.5へreverselookup.example.com.を設定したい場合には reverselookup.example.com.を名前解決した際に192.0.2.5のAレコードとして返される状態で あることが必須となります。 本Aレコードは Enterprise Cloud 2.0 のDNSに登録されることは必須ではありませんが、以下の手順では Enterprise Cloud 2.0 のDNSを利用した場合の手順を示します。

以下、 Enterprise Cloud 2.0 のDNSのAレコード作成機能を利用した場合の手順を示します。

ゾーンの作成方法 を参考に、以下の値でAレコードを登録します。

  • 名前(Name): レコード名

    reverselookup.example.com.

  • タイプ(Type): Aレコード

    Aレコード

  • 値(Value): サーバーのIPアドレス

    192.0.2.5

上記が正常に登録されていることを確認します。
下記は”dig”コマンドを利用し、”reverselookup.example.com”のAレコード登録を確認した場合のコマンドです。
$ dig reverselookup.example.com a

;; QUESTION SECTION:
;reverselookup.example.com.        IN    A

;; ANSWER SECTION:
reverselookup.example.com. 60  IN  A  192.0.2.5

注釈

上記で期待したIPアドレスが返されない場合、もしくはレコードの応答がない場合、以下を確認します。
- ドメイン取得からDNSレコード登録までの流れ の手順が正常に完了しているか確認する
- dig reverselookup.example.com a +trace を利用し、ゾーンが正常に委任できていることを確認する

22.3.1.4. 逆引きレコードセットを作成する

レコードセットの作成方法 を参考に、対象ホストゾーンでレコードセット作成画面を開き、以下の情報を入力します。

  • 名前(Name): 逆引き結果のレコード名

    reverselookup.example.com.

  • タイプ(Type): PTRレコード

    PTRレコード

  • 値(Value): 仮想サーバーのIPアドレス

    192.0.2.5

値にご利用中のIPアドレスを設定することで、サーバーのIPアドレスの逆引きが設定されます。

ECLIPの逆引き

しばらくしてから以下のコマンドで逆引きが正常に返されることを確認します。

$ dig 192.0.2.5 -x

;; QUESTION SECTION:
;5.2.0.192.in-addr.arpa.  IN  PTR

;; ANSWER SECTION:
5.2.0.192.in-addr.arpa. 60  IN  PTR reverselookup.example.com.

以上で完了です。

注釈

1. 事前にゾーンを作成する必要があります。
2. ユーザーアカウントがアクセス可能なテナント上で使用しているグローバルIPアドレスのみ設定可能となります。
他契約で使用しているグローバルIPアドレスや未利用のグローバルIPアドレスについて逆引きの設定を行うことはできません。
3. 逆引き結果のレコード名に対し、必ず正引き(Aレコード)設定で上記のIPアドレスを設定してください。
4. テナント内でグローバルIPアドレスを追加した直後の最大30分間は逆引き設定ができない時間がございます。
5. 逆引き設定を行っているグローバルIPアドレスを解約(返却)すると、当該グローバルIPアドレスに関する逆引き応答はデフォルト値に戻ります。
ただし、逆引き設定自体は自動的には削除されませんので、必要ない場合は逆引き設定を削除してください。
(逆引き設定に関するゾーンが残っている場合、当該ゾーンの料金は発生し続けますので、ご注意ください)