1.1.2. ご利用パターン


バックアップに必要な容量や時間の要件が整理できたところで、ECL2.0の環境でArcserveを利用するパターンを検討します。ECL2.0の環境ではバックアップ先をいくつかの環境に適用できます。
本編では、以下のパターンを例にご説明します。

1.1.2.1. ご利用パターン1


バックアップ対象サーバのローカルドライブをバックアップ先に指定することができます。


【ポイント】
 バックアップ対象サーバ内でバックアップおよびリストアの環境を構成することができ、低コストで実現することができます。
 バックアップ先はローカルフォルダとなるため、安全性をさらに向上させるためにはパターン2やパターン3を検討する必要があります。

【復旧範囲】
 ファイル単位での障害までを対象としています。サーバ単位の障害やDC障害、大規模災害(地域災害)には対応できません。

1.1.2.2. ご利用パターン2


バックアップ対象サーバとは別のサーバを用意し、そのサーバに接続されているボリュームをバックアップ先に指定することができます。


【ポイント】
 同一リージョン内でバックアップおよびリストアの環境を構成することができますが、別のサーバを用意していただく必要がありますので、パターン1よりコストが上がります。また、ネットワーク帯域に注意する必要があります。
 安全性をさらに向上させる場合は、パターン3を検討する必要があります。

【復旧範囲】
 サーバ単位の障害までを対象としています。DC障害や大規模災害(地域災害)には対応できません。

1.1.2.3. ご利用パターン3


ECL2.0内の別リージョンのご利用や、ECL2.0とは別にコロケーションサービスをご利用中の場合、お客様のサーバまたはストレージをバックアップ対象サーバのバックアップ先として利用することができます。


【ポイント】
 リージョンの外にバックアップすることで、パターン2に比べて安全性が向上します。ECL2.0内の別リージョンやコロケーションサービスをこれから接続する場合は、別途接続サービスをご契約頂く必要がありますので、パターン2よりコストが上がります。また、ネットワーク帯域に注意する必要があります。

【復旧範囲】
 サーバ単体の障害時およびクラウド基盤の障害時までを対象としています。DC障害や大規模災害(地域災害)には対応できません。

1.1.2.4. ご利用パターン4


Arcserveの復旧ポイントサーバのレプリケーション機能を用いて、同一リージョン内の別VM(復旧ポイントサーバ)および別環境のVM(復旧ポイントサーバー)にバックアップデータを複製し遠隔保管をすることができます。

【ポイント】
 リージョンの内外にバックアップデータを保管することで、パターン3に比べて安全性が向上します。ECL2.0内の別リージョンやコロケーションサービスをこれから接続する場合は、別途接続サービスをご契約頂く必要がありますので、パターン2よりコストが上がります。また、ネットワーク帯域に注意する必要があります。

【復旧範囲】
 サーバ単体の障害時およびクラウド基盤の障害、バックアップデータの複製先によってはDC障害や大規模災害(地域災害)にも対応することができます。