1.1.3. Arcserveを利用したバックアップパターン


Arcserveを利用したバックアップの構成パターンとして、以下のパターンがあります。
お客様のご利用用途に合わせて選択します。

構成パターン 利用用途
単体型
  • 構成作業を容易にしたい。(手軽にバックアップを実施したい。)
  • バックアップ対象サーバが少ない環境。
集中管理型
  • 複数台のバックアップ対象サーバを、一元管理して運用したい。
  • バックアップ計画を複数サーバ単位でまとめて実施したい。
  • 重複除外機能など、Arcserve のさまざまなオプションを活用したい。
  • 今はサーバが少ないが、今後サーバの増加が見込まれる環境。

1.1.3.1. 単体型


 バックアップ対象サーバにエージェントをインストールして利用する、最小構成の組み合わせとなります。
 バックアップ先については、「2.2 ご利用パターン」を参考にお客様のご利用パターンに合わせて構成してください。本事例ではバックアップ対象サーバとは別のサーバにバックアップを取得する場合を紹介します。

  • Server A:バックアップ対象サーバ1(Windows)
 バックアップを実施する対象のサーバとなります。
 エージェントのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 バックアップタスクを作成し、バックアップを取得します。(図中②)
  • Server B:バックアップ対象サーバ1(Linux)
 バックアップを実施する対象のサーバとなります。
 エージェントのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 バックアップタスクを作成し、バックアップを取得します。(図中②)
  • Server C:バックアップ先ストレージ(Windows)
 バックアップ先となるネットワーク共有(CIFS)されたサーバとなります。

1.1.3.2. 集中管理型


 バックアップを必要とするサーバが複数あるシステム構成の場合、1つのサーバでバックアップの設定や管理を集中管理することができます。ここでは、集中管理する際に必要となるArcserve導入時の構成例を環境毎に記載します。
(環境やバージョンによって異なりますので、1つの例としてご参考ください。)

注釈

本ガイドで説明する構成例では、以下の構成内容を前提としています。
  • すべてのサーバ間において、ネットワークで接続可能な状態としています。
  • インターネット接続が可能な構成としています。

Arcserveで集中管理を行う際に必要となる構成要素には、次のようなものがあります。
  • Arcserve UDPコンソール:バックアッププランの管理などを実施するサーバです。Windowsサーバにコンソールをインストールして構成します (Linuxサーバにはインストールできません)。
  • 復旧ポイントサーバ:バックアップ保存先となるサーバです。Windowsサーバに復旧ポイントサーバおよびエージェントをインストールして構成します (Linuxサーバにはインストールできません)。重複排除などの機能を使えるほか、Cifs共有先よりも高い性能でバックアップを取得することができます。
  • エージェント:バックアップ対象サーバです。エージェントをインストールして構成します(バックアップ対象のLinuxサーバが複数存在する場合、すべてのサーバにインストールしなくても、バックアップは取得できます。詳細は後述の「Linuxサーバお集中管理型」、「Windows/Linux混在の集中管理型」を参照してください。)。
  • Linuxバックアップサーバ:エージェントをインストールしたLinuxサーバです。Linuxサーバを集中管理する際、最低1台必要です。
  • バックアッププロキシサーバ:専用ハイパーバイザー上の仮想マシンをエージェントレスバックアップする際に必要となります。Windowsサーバにエージェントをインストールして構成します。

なお、以降の構成例では集中管理するうえでの最低限必要な構成を例に挙げておりますので、さらに詳細な構成をご検討のお客様は以下リンク先にあるソリューションガイドをご参考ください。(下記リンクは、Arcserve社のリンク先になります。)

https://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/7.0/JPN/Bookshelf_Files/HTML/SolG/default.htm

1.1.3.3. Windowsサーバの集中管理型


バックアップ対象ノードがすべてWindowsサーバのシステム構成について、Arcserveで集中管理する際に必要となる構成例となります。
Arcserve UDPコンソールを導入することで、バックアップ対象ノードやバックアップスケジュールの一元管理、および操作画面が提供されます。
またエージェントのリモートインストールも可能です。
  • Server A:Arcserve UDPコンソール(Windows)
 Arcserve UDPコンソールのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 Arcserve UDPコンソールにてバックアップ対象ノードを追加し、バックアッププランを作成します。(図中②)
 バックアップ対象ノードにプランの展開やリモートインストールが実施されます。(図中②)
  • Server B:バックアップ対象ノード1(Windows)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server C:バックアップ対象ノード2(Windows)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server D:復旧ポイントサーバ(Windows)
 バックアップ先となる復旧ポイントサーバとなります。ネットワーク共有(CIFS)にもバックアップを取得することができます。

1.1.3.4. Linuxサーバの集中管理型


バックアップ対象ノードがすべてLinuxサーバのシステム構成について、Arcserveで集中管理する際に必要となる構成例となります。
エージェントを導入したLinuxサーバをLinuxバックアップサーバとすることで、バックアップ対象ノードを一元管理することができます。
Linuxバックアップサーバ以外のバックアップ対象ノードにエージェントを導入する必要はありません。
  • Server A:Linuxバックアップサーバ(Linux)
 エージェントのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 エージェントの管理画面にてバックアップ対象ノードを追加し、バックアッププランを作成します。(図中②)
 バックアップ対象ノードにプランの展開が実施されます。(図中②)
  • Server B:バックアップ対象ノード1(Linux)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server C:バックアップ対象ノード2(Linux)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server D:バックアップ先ストレージ(Windows)
 バックアップ先となるネットワーク共有(CIFS)されたサーバとなります。復旧ポイントサーバにもバックアップを取得することができます。

1.1.3.5. Windows/Linux混在の集中管理型


バックアップ対象ノードがWindows/LinuxとOSが混在しているシステム構成について、Arcserveで集中管理する際に必要となる構成例となります。
「Windowsサーバの集中管理構成」と同じ構成ですが、Linuxサーバをバックアップする際には、エージェントを導入したLinuxバックアップサーバが最低1台必要となります。
  • Server A:Arcserve UDPコンソール(Windows)
 Arcserve UDPコンソールのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 Arcserve UDPコンソールにてLinuxバックアップサーバを追加します。
 Arcserve UDPコンソールにてバックアップ対象ノードを追加し、バックアッププランを作成します。(図中②)
 バックアップ対象ノードにプランの展開やエージェントのリモートインストールが実施されます。(図中②)
  • Server B:バックアップ対象ノード1(Windows)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server C:Linuxバックアップサーバ(Linux)
 バックアップを実施する対象のサーバとなります。エージェントをインストールしておく必要があります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server D:バックアップ対象ノード2(Linux)
 バックアップを実施する対象のノードとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server E:復旧ポイントサーバ(Windows)
 バックアップ先となる復旧ポイントサーバとなります。ネットワーク共有(CIFS)にもバックアップを取得することができます。

注釈

Arcserve UDPコンソール、復旧ポイントサーバがインストールできるのは、Windowsサーバのみとなります。
Arcserve UDPコンソールからエージェントのリモートインストールができるのは、Windowsサーバのみとなります。

1.1.3.6. 専用ハイパーバイザーサービス上にある仮想マシンの集中管理型(エージェントレス)


バックアップ対象ノードがすべて専用ハイパーバイザーサービス上の仮想マシンのシステム構成について、Arcserveで集中管理する際に必要となる構成例となります。
Arcserve UDPコンソールを導入することで、バックアップ対象ノードを一元管理することができます。
バックアップ対象の仮想マシンにはエージェントを導入する必要がなく、エージェントレスでバックアップすることができますが、エージェントレスバックアップをするためにはバックアッププロキシサーバを用意する必要があります。
  • Server A:Arcserve UDPコンソール(Windows)
 Arcserve UDPコンソールのダウンロードおよびインストールを実施します。(図中①)
 Arcserve UDPコンソールにてバックアッププロキシサーバを追加します。(図中②)
 Arcserve UDPコンソールにてバックアップ対象ノードを追加し、バックアッププランを作成します。(図中②)
 バックアッププロキシサーバにプランの展開やエージェントリモートインストールが実施されます。(図中②)
  • Server B:バックアッププロキシサーバ(Windows)
 エージェントレスバックアップを実施する為の、エージェントをインストールしたサーバとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ処理が実行されます。
  • Server C:バックアップ対象ノード1(Windows)
 バックアップを実施する対象の専用ハイパーバイザー上仮想マシンとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server D:バックアップ対象ノード2(Linux)
 バックアップを実施する対象の専用ハイパーバイザー上仮想マシンとなります。
 バックアッププランで設定したバックアップ先にバックアップされます。(図中③)
  • Server E:バックアップ先ストレージ(Windows)
 バックアップ先となる復旧ポイントサーバとなります。ネットワーク共有(CIFS)にもバックアップを取得することができます。

注釈

仮想マシンのゲストOSはWindows/Linux混在の環境でもバックアップが可能です。
ESXiの場合、コンテナオブジェクト(リソースプールなど)をバックアップ対象とすることで、オブジェクト内に新規仮想マシンを作成することでバックアップ対象として自動検出され、バックアッププランを変更することなく新規仮想マシンをバックアップすることも可能です。