3.4.1. サマリー編

3.4.1.1. 概要

はじめに

本文書の目的・位置づけ

  • この文書は、Arcserve UDP コンソールを用いて、Enterprise Cloud 2.0上で仮想サーバーや専用ハイパーバイザーサービス上の仮想サーバーのバックアップ、リストア運用を行うための参考情報です。
  • Arcserveのダウンロード及びインストール、バックアップやリストアの手順例を紹介します。

本文書のご利用にあたって

本書を参照いただくにあたって、以下の点にご留意ください。

  • 本書では、本書にて紹介する構成を、実際に当社にて構築した際の手順を一例として紹介します。実際の手順や設定内容は、お客様環境によって異なる点についてご了承ください。
  • 本書では、本書で扱う構成を構築する場合に固有の操作を中心に紹介します。Enterprise Cloud 2.0の一般的な機能の操作方法については、Enterprise Cloud 2.0 チュートリアル を併せて参照ください。
  • 本書の記載は、予告なく変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • Arcserve構成ガイドに記載しております、サーバ名やコンポーネント名などを便宜的な名称で記載させて頂いている場合がございます。特にArcserve製品に関しまして、なるべく製品名を用いるようにしていますが、便宜的に意味づけした名称を用いての説明をさせて頂いている場合がございますのでご留意願います。

注釈

  • 本書で提示する構成は一例であり、性能を保証するものではありません。性能、可用性、保守性などのお客様要件に応じた設計が必要です。

事前にご準備いただくもの

  • Enterprise Cloud 2.0ポータルのご利用に際し必要なもの

https://ecl.ntt.com/documents/tutorials/rsts/Introduction/preparation.html

Enterprise Cloud 2.0上で必要となる作業

Arcserveの操作を行うにあたり、Enterprise Cloud 2.0上でも必要となる作業が発生する場合がございます。 各構成ガイド内に出てくる作業は、下記リンクをご参照ください。

  • ボリューム

https://ecl.ntt.com/documents/service-descriptions/virtual-server/virtual-server.html#id10

  • イメージ保存領域

https://ecl.ntt.com/documents/service-descriptions/image-storage/image-storage.html

  • ライセンススイッチ

https://ecl.ntt.com/documents/tutorials/rsts/Image-Storage/license_switch.html

3.4.1.2. Arcserveについて


ArcserveR Unified Data Protection (以降Arcserve と表記)は、小中規模なコンピューティング環境のデータ保護ニーズに焦点を合わせた非常に「簡単」かつ「手頃」なディスクベースのシステム保護ソリューションです。
導入から運用を開始するまで、ほんのわずかな時間と設定で済むだけでなく、一度運用を始めるとほとんど専門知識や手間をかける必要がないため、バックアップ運用管理者の手薄な地方拠点や小規模な部門でも安心してお使いいただくことができます。
Arcserve はバックアップの集中管理を行うマシンや保護対象のマシン等にインストールする製品です。
バックアップ先のディスクには内蔵・外付けのディスクの他、NASなどリモートの共有フォルダを使用できます。共有フォルダを使用する構成では、保護対象サーバーからみてWindowsの共有フォルダとしてアクセスできるのであれば、デバイスの形式は問いません。
内蔵ディスクが1本しかない構成や、サーバー内にバックアップのための容量を確保できない構成では、NASなどのリモートの共有フォルダをバックアップ先に使用する運用が効果的です。
管理GUI はWEB形式なので、ブラウザーが使用できる環境ならば、Arcserve UDPコンソールを導入したサーバーにアクセスするだけでバックアップ状況を確認することができます。

インストール


バックアップの集中管理を行うサーバーや保護対象のサーバー等に、エージェントやArcserve UDPコンソールをインストールする必要がございます。専用サイトにアクセスしインストールファイルをこのサーバーにダウンロードして、インストールを実施します。

Windows仮想サーバーのバックアップでは、保護対象のサーバー全てにエージェントをインストールします。
Linux仮想サーバーのバックアップでは、バックアップの管理を行うサーバー(バックアップサーバー)にのみエージェントをインストールします。
専用ハイパーバイザー上の仮想サーバーのバックアップでは、バックアップの管理を行うサーバー(プロキシサーバー)にのみエージェントをインストールします。
構成例やエージェントのインストール先については、「構成編」をご参考ください。

ライセンスキーの登録


エージェントのインストール終了後、ライセンスキーをArcserve上に登録します。
Arcserve UDPコンソールを用いた集中管理では、Arcserve UDPコンソールにてライセンス管理を行います。

バックアップ


Arcserveによるバックアップでは、バックアップ対象となるサーバーをシステムイメージごとバックアップします。バックアップの集中管理を行うサーバーや保護対象のサーバーにインストールされたArcserveが、システムイメージをサーバー外部(Enterprise Cloud 2.0上のストレージ)にバックアップします(バックアップデータを転送します)。
本章では、Windows仮想サーバー、Linux仮想サーバー、専用ハイパーバイザー上の仮想サーバーのバックアッププランの作成手順について説明します。
なお、Arcserve UDPコンソールでの集中管理を行うと、バックアップ対象となるサーバーに導入したエージェントからはバックアップの管理ができなくなります。
また、バックアップ対象となるサーバーは、1サーバーにつき1つのバックアッププランにのみ所属可能となります。(複数のバックアッププランに所属することはできません。)

リストア


バックアップ対象となるサーバーを、Enterprise Cloud 2.0上にリストアします。
仮想サーバーのリストアでは、バックアップデータを空のディスクにシステムとして書き込む必要があります。空のディスクを一時的にリストア用サーバー(Arcserveで別途作成する復旧メディアで起動)のディスクとして起動し、このリストア用サーバーがバックアップデータのあるストレージ(Enterprise Cloud 2.0上のストレージ)にネットワーク経由でアクセスし、空のディスクにバックアップデータをシステムとして書き込みます。
書き込まれたディスクをEnterprise Cloud 2.0上の仮想サーバー(リストア先サーバー)として作成することでリストアされたサーバーとなります。
専用ハイパーバイザーサービス上の仮想サーバーのリストア(VM復旧の場合)では、復旧メディアや一時的なリストア用サーバーは必要ありません。

3.4.1.3. 事前にご準備いただくもの(Arcserve操作時)

下記環境や情報をご準備の上、作業を行ってください。

バックアップ対象となる仮想サーバー(Windows、Linux)

バックアップ対象となるサーバーです。
Windows仮想サーバーのバックアップでは、バックアップ対象となるサーバー全てにエージェントをインストールする必要があります。インストールファイルをインターネットから取得するため、インターネットに接続されている必要がございます。
Linux仮想サーバーのバックアップでは、後述のバックアップサーバーとなるサーバーにエージェントをインストールしバックアップ処理を行いますが、その他のLinux仮想サーバーにはエージェントのインストールを行う必要はありません。

バックアップ対象となる専用ハイパーバイザーサービス上のサーバー(Windows、Linux)

バックアップ対象となるサーバーです。
専用ハイパーバイザーサービス上の仮想サーバーのバックアップでは、後述のプロキシサーバーとなるサーバーにエージェントをインストールしバックアップ処理を行いますが、その他のWindows、Linuxサーバーにはエージェントのインストールを行う必要はありません。

Arcserve UDPコンソールサーバー

バックアップ運用を集中管理するサーバーとなります。
Arcserve UDPコンソールをインストールする必要があり、インストールファイルをインターネットから取得するため、インターネットに接続されている必要がございます。
なお、Arcserve UDPコンソールはWindowsサーバーにのみインストール可能です。

バックアップサーバー

Arcserve UDPコンソールとLinux仮想サーバーの間に位置し、バックアップ処理を行うサーバーとなります。
Linux仮想サーバーのバックアップを行う場合に、最低1台必要となります。
エージェントをインストールする必要があり、インストールファイルをインターネットから取得するため、インターネットに接続されている必要がございます。
なお、バックアップサーバーにはWindowsサーバーのみ設定可能です。
バックアップサーバーはArcserve UDPコンソールやプロキシサーバーと同じサーバーとすることも可能です。

プロキシサーバー

Arcserve UDPコンソールと専用ハイパーバイザーサービス上のサーバーの間に位置し、バックアップ処理を行うサーバーとなります。
専用ハイパーバイザーサービス上のサーバーのバックアップを行う場合に、最低1台必要となります。
エージェントをインストール必要があり、インストールファイルをインターネットから取得するため、インターネットに接続されている必要がございます。
なお、バックアップサーバーにはWindowsサーバーのみ設定可能です。
プロキシサーバーはArcserve UDPコンソールやバックアップサーバーと同じサーバーとすることも可能です。

Enterprise Cloud 2.0上のバックアップ先ストレージ

Enterprise Cloud 2.0上にIP通信が可能な、バックアップの保存先となるストレージディスクをご準備ください。(本構成ガイドの例ではEnterprise Cloud 2.0上に構築した仮想サーバーの内臓ディスクを、バックアップ保存先ディスクとしています)

Arcserveライセンスキー

お申し込み後にポータルの申込詳細(画面)に表示されるライセンスキーです。インストール後にArcserve UDPコンソールより登録する必要がございます。

リストア先のEnterprise Cloud 2.0の仮想サーバーと空ボリューム

仮想サーバーへリストアする際に、リストア先となる仮想サーバーです。

リストア時に一時利用するEnterprise Cloud 2.0のサーバー

仮想サーバーへリストアする際に、一時的に利用するものです。リストア後削除します。

ドライバー類

Enterprise Cloud 2.0以外の環境で取得したバックアップをEnterprise Cloud 2.0へリストアする際は、復旧メディア作成時およびリストア後にドライバ-を認識させる必要があります。あらかじめドライバー類をダウンロードし、バックアップ対象サーバーに保存してください。
ドライバーのダウンロード先:


Arcserveのご利用方法に関しましては、以下のサイトに詳細な説明がありますので、あわせてご参照ください。

詳細サイト

下記リンクは、Arcserve社のリンク先になります。詳細をご確認の上、作業を行ってください。

お問い合わせ先

  • Enterprise Cloud 2.0のサービス仕様やエラー事象および操作方法に関するお問い合わせ

  Enterprise Cloud 2.0 Knowledge Centerのリンク 「よくある質問」をご参照ください。

  • Arcserveの仕様やエラー事象および操作方法に関するお問い合わせ
こちらをご参照ください。