リージョン/ゾーン/グループ

本ページの目的

リソースの収容単位となるリージョン、ゾーン、グループの定義について説明いたします。


概要

本サービスでは、お客さまは各メニューについて、最大3階層のロケーション情報を設定することが可能です。

概念図

リージョン、ゾーン、グループの概念図


リージョン

内容

ゾーンの上位概念で複数のゾーンを配下に持つことがございます。

すなわち、「1リージョン=Nゾーン」 となります。ゾーンはリージョンをまたぐことはございません。

リージョンは本サービスの管理システムの単位にもなっており、主に(※1)、国や地域レベルの集合単位となります。


注釈

※1:リージョンによっては国や地域が同一であるリージョンもございますのでご注意ください。

  各リージョンのロケーションについては後述の「各リージョンにおけるゾーン/グループの情報」を参照ください。


リージョンのイメージ

リージョンのイメージ


実現できること

前述のとおり、リージョンは国や地域レベルの集合単位となっているため、

リージョンを分けることで、お客さま自身で国や地域レベルでの災害対策を実現することが可能です。

また、リージョンが異なれば、本サービスの管理システムの単位も異なるため、

リージョンを分けることで、お客さま自身で独立したシステムを設計することが可能です。


ゾーン

内容

リージョンの下位概念かつ、グループの上位概念で、 1リージョンの中に複数のゾーンが存在することがある、かつ、複数のグループを配下に持つことがございます。
すなわち、「1リージョン=Nゾーン」、「1ゾーン=Nグループ」 となります。
ゾーンはリージョンをまたぐことはございません。また、グループはゾーンをまたぐことはございません。
ゾーンは主に、収容ビルの集合単位となります。

ゾーンのイメージ

ゾーンのイメージ

実現できること

前述のとおり、ゾーンは収容ビルの集合単位となるため、ゾーンを分けることで、お客さま自身で収容されている設備のビルを分散させることが可能です。これにより、ビルレベルの災害に対する対策が実現できます。


グループ

内容

ゾーンの下位概念で、 1ゾーンの中に複数グループが存在することがございます。すなわち、「1ゾーン=Nグループ」となります。グループは収容設備の集合単位となります。 グループを指定可能なサービスについては、リソースをどの収容設備グループに収容させるか指定可能です。グループは主に、サーバー、スイッチ、ストレージなどの設備のグループ単位となります。

グループのイメージ

グループのイメージ


実現できること

前述のとおり、グループは収容設備の集合単位となるため、グループを分けることで、お客さま自身で収容サーバーや収容スイッチを分散させることが可能です。これにより、物理サーバーや物理スイッチレベルの故障に対する対策が実現できます。


補足:ベアメタルサーバーメニュー、仮想サーバーメニュー、ストレージメニューにおけるグループの違い

ベアメタルサーバーメニュー、仮想サーバーメニュー、ストレージメニューではグループの考え方に違いがあるため、本項にて補足をいたします。

ベアメタルサーバーメニューにおけるグループ

ベアメタルサーバーにおけるグループは、複数のスイッチで構成された設備単位の名称です。
お客さまは、複数のグループから1つのグループを選択することができます。
お客さまは、グループを分けることで、必ず物理的に異なるスイッチに収容することができます。
(お客さまが、同一グループにベアメタルサーバーを設定した場合、ベアメタルサーバーは同一のスイッチに接続する可能性があります。)
これにより、物理スイッチの故障対策を備えたシステムを構築可能です。
ベアメタルサーバーメニューにおけるグループ

ベアメタルサーバーメニューにおけるグループ

仮想サーバーメニューにおけるグループ

仮想サーバーにおけるグループは、複数の物理サーバーで構成された設備単位の名称です。
お客さまは、複数のグループから1つのグループを選択することができます。
お客さまは、グループを分けることで、仮想サーバーを必ず物理的に異なるサーバーに収容することができます。
(お客さまが、同一グループに仮想サーバーを作成した場合、仮想サーバーは同一の物理サーバーに作成される可能性があります。)
これにより、物理サーバーの故障対策を備えたシステムを構築可能です。
仮想サーバーメニューにおけるグループ

仮想サーバーメニューにおけるグループ


ストレージメニューにおけるグループ

ストレージにおけるグループは、複数の物理ストレージで構成された設備単位の名称です。
お客さまは、複数のグループから1つのグループを選択することができます。
お客さまは、グループを分けることで、ストレージボリュームを必ず物理的に異なるストレージに収容することができます。
(お客さまが、同一グループにストレージボリュームを作成した場合、ストレージボリュームは同一の物理ストレージに作成される可能性があります。)
これにより、物理ストレージの故障対策を備えたシステムを構築可能です。
ストレージメニューにおけるグループ

ストレージメニューにおけるグループ


複数グループを利用した冗長構成について

  • 本サービスでは基本、1ゾーンに2グループ(グループA、グループB)を提供しており、ゾーン内で冗長構成を組む際には、グループAとグループBで構成いただくことを推奨しております。
    ※単一グループ内で冗長構成を組むと、同一設備(スイッチ、物理ホスト、ストレージ)に収容される可能性があるため。
  • 本サービスでは、グループAやグループB内での増強が難しくなった等の理由により、グループC,D,E,F,G…を提供する可能性がございます。
    この場合、 「グループA,C,E…」と「グループB,D,F…」で冗長構成を組むことを推奨 いたします。
    「グループA,C,E…」内や「グループB,D,F…」内で冗長構成を組んだ場合、グループが異なれば収容設備(スイッチ、物理ホスト、ストレージ)を分散させることは可能ですが、 収容設備に関する工事時間が同一となる可能性がございます。
    本サービスでは、定期的なメンテナンスの場合、 メンテナンスウインドウ で定義する時間帯で工事を実施しておりますが、
    メンテナンスウインドウ内で実施する工事時間(実際に作業を行い影響が生じる可能性のある時間)については
    「グループA,C,E…」と「グループB,D,F…」で重複しないように計画いたします。
    このため、「グループA,C,E…」と「グループB,D,F…」で冗長構成を組むと、収容設備(スイッチ、物理ホスト、ストレージ)に関する計画的なメンテナンスの工事時間についても分散することができます
複数グループで冗長構成を組む際の推奨構成

複数グループで冗長構成を組む際の推奨構成


補足:テナント

内容

リソース作成の際に設定する必要がある最上位の概念で、作業スペースのイメージとなります。
収容単位ではなく、ユーザーの権限グループの単位となりますので、リージョン/ゾーン/グループの設備収容単位とは概念が異なります。
基本的に、各サービスを利用するためには、まずはテナントを作成いただく必要があり、テナント配下にリソースは作成されます。(一部例外がある場合がございます)
テナントを作成する際に、お客さまはテナントが所属するリージョンを指定いただく必要がございます。
1リージョンに複数のテナントを作成することができます。複数リージョンにまたがったテナントを作成することはできません。
**テナントの範囲は所属リージョンにおよぶ**ため、同一リージョン内の複数ゾーンや複数グループのリソース作成を単一テナントで行うことが可能です。
テナントのイメージ

テナントのイメージ


各メニューで指定できる範囲

各メニューで指定可能な収容単位は以下のとおりとなります。

メニュー リージョン テナント ゾーン グループ
<共通機能>        
テナント Y N N
<サーバー>        
ベアメタルサーバー N ※1 Y Y Y
仮想サーバー N ※1 Y Y Y
イメージ保存領域 N ※1 Y N N
<ストレージ>        
ブロックストレージ(IO確保型) N ※1 Y Y Y
ファイルストレージ(プレミアム) N ※1 Y Y Y
ファイルストレージ(スタンダード) N ※1 Y Y Y
<ネットワーク>        
ロジカルネットワーク N ※1 Y N N
インターネット接続 N ※1 Y Y N
ファイアウォール(vSRX) N ※1 Y Y Y
ファイアウォール(Brocade 5600 vRouter) N ※1 Y Y Y
ロードバランサー (NetScaler VPX) N ※1 Y Y Y
VPNゲートウェイ N ※1 Y Y N
<SD-Exchange>        
コロケーション接続(CIC) N ※1 Y Y N
Enterprise Cloud 1.0 接続(EIC) N ※1 Y Y N
Enterprise Cloud 2.0 接続 N ※1 Y N N
Amazon Web Services 接続 N ※1 Y N N
Google Cloud Platform接続 N ※1 Y N N
Microsoft Azure接続 N ※1 Y N N
遠隔データセンター接続 N ※1 Y Y N
<バックアップ>        
バックアップ(バックアップファイルの保管先) N ※1 Y N N
<セキュリティ>        
ネットワーク型セキュリティ N ※1 Y Y Y
<プラットフォームサービス>        
Cloud Foundry N ※1 Y N N
DNS N ※1 ※2 Y N N
Fast DNS N ※1 Y N N
Power Systems N ※1 Y N N
Hybrid Cloud with Microsoft Azure N ※1 Y N N
Hybrid Cloud with GCP N ※1 Y N N
Rancher (Dockerコンテナ管理) N ※1 Y N N
Global Server Load Balance(Global Traffic Management) N ※1 ※2 Y N N
WebRTC Platform SkyWay N ※1 ※2 Y N N
<マネジメント>        
Monitoring N ※1 Y N N
Monitoring Logs N ※1 Y N N
※1:直接リージョンを指定することはできませんが、テナントを指定することでリージョンの指定が可能です。
※2:テナント作成後、メニューを利用いただく流れとなりますので、リージョンを指定する形になりますが、どのリージョンのテナントからも利用可能です。

注釈

ベアメタルサーバー、仮想サーバー、ブロックストレージなどのグループまで指定可能なメニューについては、”ゾーン/グループ”の選択項目で”zoneX-groupX”というゾーンとグループがハイフンで組み合わせされたパラメーターと選ぶことでゾーンとグループの指定が可能です。例えば、zone1-groupaはゾーン1のグループAに収容されることを意味し、zone1-groupbはゾーン1のグループBに収容されることを意味いたします。


各リージョンにおけるゾーン/グループの情報

各リージョンにおけるゾーン/グループの情報は以下のとおりとなります。

国名 エリア リージョン名 ゾーン名 データセンター名 グループ名
日本 東日本 JP1※ ゾーン1 埼玉第1データセンター グループA
          グループB
    JP4 ゾーン1 東京第10データセンター グループA
          グループB
    JP5 ゾーン1 東京第2データセンター グループA
          グループB
  西日本 JP2 ゾーン1 大阪第5データセンター グループA
          グループB
        大阪第1データセンター グループC
          グループD
アメリカ アメリカ東海岸 US1 ゾーン1 バージニア アッシュバーン 1 (VA1) データセンター グループA
          グループB
イギリス イギリス UK1 ゾーン1 イギリス ヘメル・ヘムステッド 2 データセンター グループA
        イギリス ヘメル・ヘムステッド 3 データセンター グループB
ドイツ ドイツ DE1 ゾーン1 ドイツ フランクフルト 1 データセンター グループA
          グループB
          グループC
シンガポール シンガポール SG1 ゾーン1 シンガポール セラングーン データセンター グループA
          グループB
香港 香港 HK1 ゾーン1 香港 ファイナンシャル データセンター グループA
          グループB
オーストラリア オーストラリア AU1 ゾーン1 オーストラリア シドニー 1 データセンター グループA
その他 JP3 ゾーン1 弊社検証環境 グループA
          グループB

警告

※JP1リージョンにつきましては2018年4月26日以降、新規テナントの作成を停止させていただきます。
詳細につきましては、 Knowledge Centerのお知らせ を参照ください。

注釈

<補足>エリアについて
本サービスにおいて、各種リソースを作成する際の収容単位はリージョン/ゾーン/グループであり、前述のとおり、リージョンは管理システムの単位となります。
リージョンを分けることで、お客さまは管理システムに関する影響を分散することができますが、
リージョンはあくまで管理システムの単位であるため、リージョンが異なっても国や地域は同一である可能性がございます。
これに対し、地理的な概念を補足するため、各リージョンが所属する国や地域の単位を「エリア」として区分し、上記の表に記載しております。
エリアを分けることでお客さまは国や地域レベルでの災害対策、分散を行うことが可能となります。