Hybrid Cloud with Microsoft Azure¶
概要¶
Hybrid Cloud with Microsoft Azure メニューの概要は以下の通りとなります。
- Microsoft Azureの利用に必要なAzureサブスクリプションを本メニューにてオンラインで発行します。
- 発行されたAzureサブスクリプションを利用して、Microsoft Azureの各種サービスを利用することが可能です。
- 利用したMicrosoft Azureの料金はEnterprise Cloud 2.0の料金と合算して請求されます。
- 用途に応じたEnterprise Cloudとの使い分け、および組み合わせてのご利用を推奨いたします。
注釈
注釈
特長¶
Hybrid Cloud with Microsoft Azureメニューの特長は以下の通りとなります。
項目 | 内容 | メリット |
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Azureサブスクリプション提供、一元契約、合算請求 | 本メニューにおいてMicrosoft Azureのサブスクリプションを弊社より提供します。本サブスクリプションを利用してMicrosoft Azureの各種サービスを利用することが可能です。
サブスクリプションはHybrid Cloud with Microsoft Azureコントロールパネルよりオンデマンドで発行されます。
また、Microsoft Azureの料金をEnterprise Cloud 2.0の料金と合わせて請求いたします。
|
Enterprise Cloud 2.0とMicrosoft Azureのハイブリッドクラウド環境を一元的に提供することにより契約・経理業務が軽減されます。 |
一元サポートの提供 | 当社のサポートに関してアドバンスドプラン(有料)をご契約いただければ、テクニカルサポートを、さらに当社が提供するGlobal Management One マネージド Azure をご契約いただければ、ご利用されるAzure環境の監視・設定代行を提供します。 | Enterprise Cloud 2.0とAzureのハイブリッドクラウド環境のサポート窓口を1つにまとめることができます。 |
利用できる機能¶
機能一覧¶
Hybrid Cloud with Microsoft Azureメニューでは、Hybrid Cloud with Microsoft Azureコントロールパネルを通して、以下の機能を提供します。
項目 | 概要 |
---|---|
ダッシュボード | 各画面へのリンク、Azureサブスクリプション申込状況、操作ログの概要を確認することができます。 |
Azureサブスクリプション申し込み | 本メニュー上で利用可能なAzureサブスクリプションをお申し込みすることができます。※有効化しない限り各種Azureサービスはご利用頂けません。 |
イベントログ管理 | 本メニューにおける各ユーザの操作ログを確認できます。 |
料金明細ダウンロード機能 | 当月、前月に利用したAzureサブスクリプションにおけるリソースグループ、リソース単位での使用料をcsvファイルで取得できます。※ |
注釈
各機能の説明¶
ダッシュボード¶
各画面へのリンク、Azure申込状況、操作ログの概要を確認することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
各画面へのリンク | 以下の画面へ遷移することが可能です。
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Azureサブスクリプション利用状況 | サブスクリプションの申込状況を確認することが可能です。 |
イベントログサマリ | 以下の操作ログの項目を確認することが可能です。
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Azureサブスクリプション申し込み¶
新規にAzureサブスクリプションを発行します。 なお、新規にAzure ADテナントを作成し、そこにサブスクリプションも発行する場合、もしくは、ご所有されているAzure ADテナントに対して、サブスクリプションを追加される場合で処理が異なります。
新規にAzure ADテナントを作成し、Azureサブスクリプションを発行する場合
以下の処理を実施します。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
ドメイン名生成 | Hybrid Cloud with Microsoft Azureコントロールパネルにて、当社指定のドメイン名を生成し割り当てます。 | ドメイン名をお客さまにて指定することはできません。 |
顧客登録 | Azureにおける顧客登録を行います。 | 入力いただいた内容は、Microsoft Azureの開通に必要なお客さま情報として登録します。 |
サブスクリプション発行 | Azure サブスクリプションを発行します。 | |
Azure ADのグローバル管理者権限アカウントを発行 | Azure ADグローバル管理者権限の権限をadminアカウントに付与します。 | adminアカウントにてAzure サブスクリプションを利用し、各Azureサービスの利用するためには、Azureポータルにログイン後、別途Azureサブスクリプションの共同作成者権限をadminアカウントに設定する必要があります。 |
注釈
Azureサブスクリプションの共同作成者権限をadminアカウントに設定する方法はチュートリアルを参照ください。
※一連の処理が完了すると「イベントログ管理」画面にてAzureポータルへログインするためのパスワードが表示されます。
ご所有のAzure ADテナントに対して、Azureサブスクリプションを発行する場合
以下の処理を実施します。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
指定されたAADドメインへのサブスクリプション発行 | Azure サブスクリプションを発行します。 | 入力いただいた内容は、Microsoft Azureの開通に必要なお客さま情報として登録します。 |
指定されたアカウントへの共同作成者権限の付与 | 指定されたアカウントに対する共同作成者権限を付与します。 |
イベントログ管理¶
各ユーザの操作ログを確認することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
検索条件 |
|
表示項目 |
|
※イベント詳細は「詳細」ボタンをクリックすることで確認できます。
料金明細ダウンロード機能¶
前月、および当月にAzureサブスクリプションを通して利用したAzure使用料の詳細情報をcsvファイル形式で取得可能です。 取得可能パラメータについては、APIリファレンスを参照ください。 また、当月分として取得できる使用料の詳細情報は、前日分までとなります。
注釈
メニュー¶
メニュー、プラン¶
プラン | 内容 |
---|---|
Azure Volume Accounting | Microsoft Azure上で各Azureサービスをご利用可能です。 |
ご利用可能なMicrosoft Azureサービス¶
本メニューにてご利用可能なMicrosoft Azureサービスは、Azure Active Directory Primium等のユーザーサブスクリプションとして提供されるサービスを除いたものとなります。
申し込み方法¶
本メニューにて提供するHybrid Cloud with Microsoftコントロールパネル、もしくはAPI経由で申し込みできます。
ご利用条件¶
契約者さま条件¶
ご契約者さまは、日本に法人格がある必要があります。
ご利用可能リージョン¶
ご契約者さまは、Enterprise Cloud 2.0、およびAzureの任意のリージョンをご利用可能です。
他メニューとの組み合わせ条件¶
- 閉域網(Arcstar Universal One)からMicrosoft Azureへ接続される場合は、「Multi-Cloud Connect for Microsoft Azure」の契約が別途必要となります。
料金¶
サービス提供の品質¶
サポート範囲¶
本メニューは以下の範囲でサポートを提供いたします。
- 本メニューにて提供しているAPIおよびコントロールパネルにおける不具合、料金ならびにAzureサブスクリプションに関してはサポート対象となります。
- アドバンスドプラン(有料)をお申し込みされたお客さまを対象に、Microsoft Azureの機能に関するお問い合わせがご利用いただけます。
- なお、アドバンスドプランについての仕様詳細は Supportのサービス説明書 を参照ください。
- また、マネージドAzureを別途ご契約いただくことで、お客さまのMicrosoft Azure環境の運用・保守を強化することが可能です。マネージドAzureの詳細、および申し込み方法等については、当社営業担当者までお問い合わせください。
運用¶
本メニューでは以下の通り運用を行います。
- Hybrid Cloud with Microsoft Azureコントロールパネルのメンテナンス、故障対応等については別途定める Supportのサービス説明書 に従って提供いたします。
- Azure環境の故障対応等については、Azureの状態 をご参照ください。
制約事項¶
共通¶
提供されるサブスクリプションはMicrosoftのCSP(クラウドソリューションプロバイダー)プログラムにより提供されます。お客様が直接Microsoftから調達する場合と比べて制約がございます。主な物は以下の通りです。
- Azure Resource Manager(ARM)のみ利用可能です。クラシックデプロイメントは利用できません。
- サードパーティソリューションの提供されるAzure MarketPlaceは一部のBYOL(Bring your own license)モデルの物のみ利用可能です。
- Microsoftから提供されているダイレクトサポートメニュー(Developer,Standard,Professional Direct)はご利用いただけません。
- StorSimple(物理モデル)など、一部品目はご利用いただけません。
- Azureポータルから請求額の確認はできません。
- NTTComがお客様サブスクリプションの所有者権限を保持します。この権限は削除することはできません。
- 本メニューを利用するにあたり、Microsoft Customer Agreementに同意したものとなります。詳しくは、以下のWebサイトをご参照ください。
- 本メニューでは、Microsoft Azureにおいて利用できるサービスが制限されております。ご利用可能なMicrosoft Azureサービスは、メニューの項をご参照ください。また、他のAzureサービスをご利用頂くことは禁止されています。※閉域網(Arcstar Universal One)からMicrosoft Azureへ接続される場合は、「Multi Cloud Connect for Microsoft Azure」の契約が別途必要となります。
個別のユーザーサブスクリプションとして提供されるAzure Active Directory(Basic,Premium)やAzure Information Protection、Azure Multi-Factor Authentication(使用量ベースの課金モデルをを除く)は利用できません。
注釈
注釈
新規にAzure ADテナント含めてAzureサブスクリプションを発行する場合¶
- 新規で発行されるAzureテナント名([固有のID].onmicrosoft.com)はEnterprise Cloud 2.0側で自動で付与されます。お客様任意の名前を付けることはできません。
- サブスクリプションに付与されるニックネームはMicrosoft Azureとなります。
- 初期作成されるアカウントについては、ユーザー名はadminに固定となります。(admin@[Azureテナント名].onmicrosoft.com)
- Azureのサブスクリプションに対する管理者権限は、初期作成されるアカウントに対してのみ共同作成者権限が付与されます。お客様が追加したアカウントに対して管理者権限を付与することはできません。
既存Azure ADテナントに対し、Azureサブスクリプションを追加する場合¶
- 既存Azure ADテナントを、本メニューにて作成されている場合、Azureサブスクリプション追加は、Azure ADテナントを作成したECLテナント上でのみ実施可能です。