遠隔データセンター接続

メニュー概要

メニューの概要

  • Enterprise Cloud 2.0(以下:ECL2.0)のリージョン間を、広帯域かつセキュアに接続する機能を提供します。
  • 複数リージョンから接続可能なリージョン間L2ベストエフォートバックボーン(Arcster Universal One DC間ネットワーク)と、各リージョンから接続するためのL3ゲートウェイを提供します。
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メニューの特長

遠隔データセンター接続メニューは、以下の特長を持ったメニューです。

  • 実績あるNTTComのネットワークサービスとクラウドサービスをワンストップでご利用頂けます。
  • 遠隔データセンター接続基盤設備は物理的に冗長化されており、安定した通信をご利用頂けます。
  • ECL2.0環境内に、お客さま専用の冗長化された仮想ルーター(以下:DC間接続ゲートウェイ)を提供し、DC間ネットワークと接続するための各種機能を提供します。
  • Arcster Universal One DC間ネットワークは最大10Gbpsの閉域ベストエフォートL2ネットワークであり、Point to Multi-Point型で提供します。

利用できる機能

機能一覧

本メニューで利用できる機能は、以下の機能です。

機能 機能概要
DC間接続ゲートウェイ機能 Enterprise Cloud 2.0 内に構築されるロジカルネットワークと、DC間ネットワークを接続するためのゲートウェイ機能を提供します。
セルフマネジメント機能 お客さまご自身の操作により、遠隔データセンター接続メニューを管理できるポータル/APIを提供します。

各機能の説明

DC間接続ゲートウェイ機能

DC間接続ゲートウェイとは、DC間ネットワークとテナント間の通信を実現する仮想ルーターです。以下の機能を提供します。

機能 機能説明 注意事項
DC間ネットワーク接続機能
  • 下記の2つの機能を提供します。
  • 1.Arcstar Universal One DC間ネットワークとの接続機能を提供します。
  • 2.DC間接続インターフェイスにIPアドレスをアサインする機能を提供します。
  • 1つのテナントにて、利用可能な遠隔データセンター接続の最大数は、「32」です。
  • 1つのDC間接続ゲートウェイに接続できるArcstar Universal One DC間ネットワークは1つです。
  • DC間接続ゲートウェイはVRRPで冗長化するため、お客さまはIPアドレス3つをアサインして頂く必要があります。
  • DC間接続インターフェイスに設定できるIPv4アドレスに制約はありません。
  • 本IPアドレスを変更する場合、DC間ネットワークとの接続を削除・追加いただく必要があります。
  • 同一DC間ネットワーク上でVRRPグループIDが重複すると、通信が正常に行えない可能性があります。VRRPグループIDが重複しないように、必ず別の値を指定してください。
  • 1つのDC間ネットワークには、同一リージョンで1つのDC間接続ゲートウェイを接続することができます。複数DC間接続ゲートウェイを接続することはできません。
ゲートウェイインターフェイス機能
  • 下記の2つの機能を提供します。
  • 1.ロジカルネットワークとの接続機能を提供します。
  • 2.ゲートウェイインターフェイスにIPアドレスをアサインする機能を提供します。
  • DC間接続ゲートウェイに接続できるロジカルネットネットワークは1つです。
  • DC間接続ゲートウェイはVRRPで冗長化するため、お客さまはIPアドレス3つをアサインして頂く必要があります。
  • ゲートウェイインターフェイスに設定できるIPv4アドレスに制約はありません。
  • 本IPアドレスを変更する場合、ロジカルネットワークとの接続を削除・追加いただく必要があります。
  • 同一ロジカルネットワーク上でVRRPグループIDが重複すると、通信が正常に行えない可能性があります。VRRPグループIDが重複しないように、必ず別の値を指定してください。
  • 1つのロジカルネットワークには、1つのDC間接続ゲートウェイを接続することができます。複数DC間接続ゲートウェイを接続することはできません。
スタティックルーティング機能 スタティックルーティングを設定する機能を提供します。
  • DC間ネットワークはL2ネットワークとして提供します。
  • ロジカルネットワーク側・DC間ネットワーク側両方向へのスタティックルート設定が必要です。
  • スタティックルートの上限値は、「32行」です。
  • スタティックルートの宛先ネットワークに設定できるIPアドレスレンジに制約はありません。但し、下記のIPアドレスを含み、かつ、下記IPアドレスよりもマスク長が長いネットワークは設定しないでください。ロンゲストマッチによりBGPやVRRPの動作に影響を与え通信断となる可能性があります。
    • ゲートウェイインターフェースのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(アドレス設定項の図:G1/P1/S1)
    • DC間接続インタフェースのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(アドレス設定項の図:G2/P2/S2)

セルフマネジメント機能

カスタマポータル/APIでは、以下の操作を実施することが可能です。なお、これ以外の操作については、申込書を提出いただく必要があります。

操作 操作可能な内容 詳細
ネットワークの接続 接続の追加、削除
ゲートウェイインターフェイスを作成し、任意のロジカルネットワークに接続することができます。また、ゲートウェイインターフェイスを削除し、接続を切断できます。
DC間接続インターフェイスを作成し、お客さま御契約のDC間ネットワークに接続することができます。また、DC接続インターフェイスを削除し、接続を切断できます。
アドレス設定 アドレスの設定 DC間接続インターフェイス・ゲートウェイインターフェイスにIPアドレス・VRRPグループIDをアサインすることができます。
スタティックルートの設定 スタティックルートの追加、削除 DC間接続ゲートウェイにスタティックルートを設定することができます。

ネットワークの接続

  • お客さまは、ゲートウェイインターフェイスを作成し、任意のロジカルネットワークに接続することができます。また、ゲートウェイインターフェイスを削除し、接続を切断できます。
  • DC間接続インターフェイスを作成し、お客さま御契約のDC間ネットワークに接続することができます。また、DC接続インターフェイスを削除し、接続を切断できます。
  • ECL2.0ポータル/API上では、後述の各インターフェイスへのアドレス設定と同時に操作を行うことができます。
  • 各リージョンにおいて、DC間接続ゲートウェイのネットワークの接続をしてください。
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アドレス設定

  • DC間接続ゲートウェイのDC間接続インターフェース・ゲートウェイインターフェイスに対し、任意のIPアドレス・VRRPグループID・ネットマスクをアサインすることができます。
  • DC間接続ゲートウェイは冗長化された構成で提供されます。そのため、プライマリ/セカンダリそれぞれのインターフェイス、及びVRRP用仮想IPアドレスの3つのIPアドレスをアサインできます。
  • DC間ネットワークは広域L2ネットワークとして提供されます。各リージョンのDC間接続インターフェイスのアドレスは同一セグメントから払い出してください。
  • ゲートウェイインターフェイスのアドレスは各リージョン毎に異なるセグメントから払い出してください。
パラメータ 詳細
ゲートウェイIPv4アドレス VRRPプロトコルで用いる仮想IPアドレスを設定できます。
プライマリデバイスIPv4アドレス 冗長化されたDC間接続ゲートウェイのうち、プライマリ側のインターフェイスにアサインするIPアドレスを設定できます。
セカンダリデバイスIPv4アドレス 冗長化されたDC間接続ゲートウェイのうち、セカンダリ側のインターフェイスにアサインするIPアドレスを設定できます。
VRRPグループID VRRPプロトコルで用いるグループIDを設定できます。本値により仮想MACアドレスが決定されます。
接続ロジカルネットワーク (ゲートウェイインターフェイスのみ)接続する任意のロジカルネットワークを設定できます。
ネットマスク (DC間接続インターフェイスのみ)DC間ネットワークセグメントのネットマスクを設定できます。

注釈

  • 同一ロジカルネットワーク・DC間ネットワーク上でVRRPグループIDが重複すると、通信が正常に行えない可能性がありますので、VRRPグループIDが重複しないように、必ず別の値を指定してください。
  • IPアドレスの変更はできません。IPアドレスを変更したい場合、ロジカルネットワークとの接続を削除・追加いただく必要があります。
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スタティックルートの設定

  • DC間ネットワークは広域L2ネットワークとして提供されます。
  • お客さまは、DC間接続ゲートウェイ上にスタティックルートを設定することができます。
  • 各リージョンにおいて、DC間接続ゲートウェイのスタティックルートの設定をしてください。
  • DC間ネットワークは広域L2ネットワークとして提供されます。同リージョン方向(ロジカルネットワーク向け)・異リージョン方向(DC間ネットワーク向け)にスタティックルートを設定する必要があります。
  • 複数リージョンから1つのDC間ネットワークへ接続することが可能です。その場合、各リージョンに向けたスタティックルートを設定してください
  • スタティックルートの宛先ネットワークに設定できるIPアドレスレンジに制約はありません。但し、下記のIPアドレスを含み、かつ、下記IPアドレスよりもマスク長が長いネットワークは設定しないでください。ロンゲストマッチによりBGPやVRRPの動作に影響を与え通信断となる可能性があります。
    • ゲートウェイインターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(アドレス設定項の図:G1/P1/S1)
    • DC間接続インターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(アドレス設定項の図:G2/P2/S2)
  • スタティックルートして設定可能なパラメータは以下の通りです。
パラメータ 詳細
名前 スタティックルートの名前を設定できます。
説明 スタティックルートについて、お客さま任意の文字列を設定できます。
宛先 本スタティックルートの送信先のネットワーク(IPアドレスブロック)を設定できます。
ネクストホップ 宛先に設定したネットワークへの通信を行うためのネクストホップを設定できます。

注釈

  • スタティックルートの最大数は32です。
  • 宛先、ネクストホップの変更はできません。変更したい場合、スタティックルートの削除・作成を実施いただく必要があります。
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メニュープラン

プランリスト

遠隔データセンター接続では、お客さまに下記のプランを提供します。

接続プラン 選択可能な帯域
ベストエフォート
指定した帯域を伝送速度の最大値として設定します。
お客さまのシステム環境や回線混雑状況などにより伝送速度が変化します。
・10 Gbps

申込種別と方法

遠隔データセンター接続の追加・変更・削除の申し込みには、申込書を提出いただく必要がございます。

No 申込み種別 申込み方法 納期
1 遠隔データセンターの回線新設
申込書によって、新規申込みを提供します。
24営業日
2 遠隔データセンターの回線廃止 申込書によって、回線の廃止申込みを提供します。 24営業日
3 遠隔データセンターのサービス廃止 廃止申込書によって、サービスの廃止申込みを提供します。 24営業日

注釈

  • Universal One申込書・ECL申込書の2通の提出が必要となりますのでご注意ください。詳細は営業担当にお問い合わせください。
  • Universal One申込書提出に必要なG番などの事前照会に10営業日程度かかる必要がありますので余裕を持った申込をお願いします。

申込時の注意事項

Enterprise Cloud 2.0とDC間ネットワークとの接続条件は以下となります。

  • 本メニューは、1テナントに対し複数契約いただくことが可能です。1テナントで契約できる最大数は32契約です。
  • 同一リージョン/ゾーン内では、同一のDC間ネットワークに複数接続することは出来ません。
  • 同一のロジカルネットワークに複数のDC間接続ゲートウェイを接続した場合、MACアドレスが重複するため通信することが出来ません。
  • 異リージョン間では、異なるテナント・異なる名義から同一のDC間ネットワークに接続頂くことが可能です。

注釈

  • 1台のManaged FirewallもしくはManaged UTMに複数のDC間接続ゲートウェイを接続すると動作しなくなる仕様は、2018年1月16日に解消致しました。
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ご利用条件

他メニューとの組み合わせ条件

本機能は全てのメニューとの組み合わせが可能です。ロジカルネットワークとの接続はデータプレーンとの接続のみ可能です。


料金

初期費用

本サービスでは、初期費用はいただいておりません。

月額費用

本サービスでは、月額費用はいただいておりません。


メニュー提供の品質

サポート範囲

  • 「本サービス説明書(機能一覧)」に記載されている機能はサポート対象です。
  • なお本サービスの契約後、お客さま自身で設定したパラメータの設定誤り(スタティックルーティングの設定など)に起因する不具合については、サポート対象外です。

運用

本メニューの運用品質は、Enterprise Cloud2.0に標準で定められた運用品質に準じます。詳細については、サービス説明書 Supportを参照ください。

SLA

本メニューは、SLA対象外です。

注意事項

  • DC間接続ゲートウェイ宛の通信は、サービス基盤を守るために流量制限を実施しています。DC間接続ゲートウェイ宛のPing監視は実施しないでください。
  • DC間接続ゲートウェイを通過する通信については上記流量制限は実施せず、契約プランに応じた品質・速度を提供いたします。
  • MTUサイズは最大1500バイトまで対応しています。