5.1. 仮想サーバーを利用する¶
5.1.1. 仮想サーバーの操作¶
以下に、仮想サーバーの操作手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、操作したい仮想サーバーが所属するvAppをクリックします。
(今回は操作したい仮想サーバー【test_VM】が所属するvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されます。
(仮想サーバー管理画面は画面下部(太線で囲まれている部分)に表示されます。
画面上部(太線で囲まれている部分)に表示されるのはvApp管理画面です。)
各項目の表示内容については、下表(操作タブで参照可能な情報)をご確認ください。
注釈
- vAPPおよび仮想サーバーで同様機能のボタンが重複しておりますが、安全なシャットダウン手順として、vAppの①Shutdown(Stop)→②Power Offの手順を推奨します。
※ 操作タブで参照可能な情報
項目 | 操作内容 | 操作内容 |
a | Power On | 仮想サーバーの電源状態をPowered Onにします。 |
b | Power off | 仮想サーバーの電源状態をPowered Offにします。Powered On状態において本操作を行った場合、仮想サーバーの電源を強制的に切断するため、データ破損に伴うゲストOSやDB等に障害が発生する場合があります。 |
c | Reboot | 仮想サーバー上のゲストOSを再起動します。 |
d | Reset | 仮想サーバーの電源状態をPowered Offにし、その後Powered Onにします。※仮想サーバーの電源を強制的に切断するため、本機能の利用により、データディスクのファイルシステムやゲストOSに障害が発生する場合があります。 |
e | Shutdown | 仮想サーバー上のゲストOSのシャットダウンを行います。 |
f | Suspend | 仮想サーバーの電源状態をサスペンドにします。 |
g | Console | 仮想サーバーのコンソール接続画面を開きます。 |
h | Console(HTML) | 仮想サーバーのコンソール接続画面(HTML対応)を開きます。 |
i | Guest Tools | VMwareToolsインストーラーが記録されたCD-ROMイメージをマウントします。 |
j | Guest Customaization | Guest Customaizationを有効にします。 |
※ Console(HTML)を利用する場合、VMware Plug-in の追加 を実施施いただく必要はございません。また、本機能のISOマウント機能をご利用いただく場合は、プライベートカタログにISOイメージを事前にアップロードいただく必要がございます。
※ Guest Customaizationのステータスは、下記のアイコン表示で判断できます。
Guest Customaizationが有効の場合 | Guest Customaizationが無効の場合 | |
仮想サーバーの電源状態がPowered Onの場合 | ||
仮想サーバーの電源状態がPowered Offの場合 |
k | Change SID | Guest Customaization時におけるSIDの変化を有効にします。 |
l | Install monitoring | 仮想サーバーに対する監視を行うための設定をインストールします。
※ INAご利用時のみ表示される項目です。
|
m | Check Hardware Version | ご利用中の仮想サーバーのハードウェアバージョン/仮想サーバー基盤でサポートされる最新のハードウェアバージョンの確認画面を開きます。 |
n | Upgrade Hardware Version | ご利用中の仮想サーバーのハードウェアバージョンを仮想サーバー基盤でサポートされる最新のハードウェアバージョンへアップグレードするための設定画面を開きます。 |
o | Enable Alerts | 仮想サーバーのアラート機能を有効にします。
※ INAご利用時の場合、項目k:Install Monitoringを実施後、表示される項目です。
|
p | Backup | バックアップサービスの設定画面を開きます。 |
5.1.2. 仮想サーバーの参照¶
5.1.2.1. 仮想サーバーの参照(構成情報)¶
以下に、仮想サーバーの構成情報の確認手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、参照したい仮想サーバーが所属するvAppをクリックします。
(今回は参照したい仮想サーバー【test_VM】が所属するvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されますので、[2]をクリックします。
(仮想サーバー管理画面は画面下部(太線で囲まれている部分)に表示されます。
画面上部(太線で囲まれている部分)に表示されるのはvApp管理画面です。)
3.仮想サーバー管理画面(設定タブ)が表示されます。
各項目の表示内容については、下表(設定タブで参照可能な情報)をご確認ください。
※ 設定タブで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本仮想サーバーに割り当てられているvCPUの値 |
b | 本仮想サーバーに割り当てられているメモリの値 |
c | 本仮想サーバーに割り当てられているディスクの値 |
d | 本仮想サーバーのPrimary vNICに設定されたIPアドレス |
e | 本仮想サーバーの識別名 |
f | 本仮想サーバーの説明 |
g | 本仮想サーバーに割り当てられているvCPUのソケット数 |
h | 本仮想サーバーに割り当てられているvCPUの1ソケットあたりのコア数 |
i | 本仮想サーバーに割り当てられているメモリの値 |
j | 本仮想サーバーに割り当てられることが可能なvCPUの最大値 |
5.1.2.2. 仮想サーバーの参照(基本情報)¶
以下に、仮想サーバーの基本情報の参照手順をご紹介します。
1.仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(基本情報タブ)が表示されます。
各項目の表示内容については、下表(基本情報タブで参照可能な情報)をご確認ください。
※ 基本情報タブで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本仮想サーバーの電源状態 |
※ 電源状態の種別は以下の通りです。
アイコン | 電源状態 | 説明 |
Powered Off | 電源がOffの状態です。 | |
Partially-Powered-Off | 電源はOnですが、ゲストOSは停止している状態です。 | |
Powered On | 電源がOnの状態です。 | |
Suspended | 動作を一時的に停止させた状態です。ゲストOSのサスペンドやスリープ、ハイバネーションとは異なり、クラウド基盤側の機能にて実施されます。 |
項目 | 表示内容 |
b | 本仮想サーバーのゲストOS情報 |
c | 本仮想サーバーのAPI Object ID |
d | 本仮想サーバー に割り当てられたID |
5.1.2.3. 仮想サーバーの参照(vNICs)¶
以下に、仮想サーバーのvNICに関する情報の確認手順をご紹介します。
1.仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(vNICsタブ)が表示されます。
各項目の表示内容については、下表(vNICsタブで参照可能な情報)をご確認ください。
※ vNICsタブで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本vNICの接続先サーバーセグメント |
b | 本vNICがPrimary vNICであるか否か |
c | 本vNICに設定されたIPアドレス |
5.1.2.4. 仮想サーバーの参照(ディスク)¶
以下に、仮想サーバーの ディスクに関する情報の確認手順をご紹介します。
1.仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(ディスクタブ)が表示されます。
各項目の表示内容については、下表(ディスクタブで参照可能な情報)をご確認ください。
※ ディスクタブで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本ディスクのバス情報 |
b | 本ディスクに割り当てられている容量 |
5.1.2.5. 仮想サーバーの参照(パフォーマンス)¶
以下に、仮想サーバーのパフォーマンスの確認手順をご紹介します。
1.仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(パフォーマンスタブ)が表示されます。
[2]をクリックすると下にプルダウンが表示されます。
3.プルダウンに表示されるリストの中から、参照したいグラフの題目を選択します。
(今回は参照したいグラフの題目が【vCPU使用率(%)】のため、[3]をクリックします。)
4.参照したいグラフが表示されます。
※ 各項目の表示内容については、下表(仮想サーバーvCPU使用率グラフで参照可能な情報)をご確認ください。
データをCVSファイルとしてエクスポートしたい場合、[4]をクリックします。
※ 仮想サーバーvCPU使用率グラフで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本仮想サーバーのvCPUの契約値に対する使用率 |
5.1.2.6. 仮想サーバーの参照(アラート)¶
以下に、検知されたアラートの確認手順をご紹介します。
1.仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(アラートタブ)が表示されます。
※ 各項目の表示内容については、下表(アラートタブ)をご確認ください。
※ アラートタブで参照可能な情報
項目 | 表示内容 |
a | 本アラートに割り当てられたID |
b | 本アラートが検知されたモニタリングの種類 |
c | 本アラートと同一のアラートが検知された回数 |
d | 本アラートが最初に検知された日時 |
e | 本アラートが検知された最新の日時 |
f | 本アラートの内容 |
5.1.3. 仮想サーバー の編集¶
5.1.3.1. 仮想サーバー の編集(構成情報)¶
以下に、仮想サーバーの構成情報の編集手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、編集したい仮想サーバーが所属するvAppをクリックします。
(今回は編集したい仮想サーバーが所属するvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されます。[2]をクリックします。
3.仮想サーバー管理画面(設定タブ)が表示されます。必要パラメーターを入力後、[3]をクリックします。
※ 各項目の入力規則については、下表(設定タブの入力規則)をご確認ください。
※ 編集内容を保存せずに別のタブに移行した場合、編集内容が反映されません。必ずタブ毎に保存を行ってください。
※ 設定タブの入力規則
項目 | 入力欄 | 入力内容 | 必須/任意 | 入力条件 |
a | テキストボックス | 仮想サーバーの識別名を再入力。 | 任意 | 128文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。 |
b | テキストボックス | 仮想サーバーの説明を再入力。 | 任意 | 256文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。 |
c | テキストボックス/スライドバー | 仮想サーバーで使用するvCPUのソケット数を入力、または指定。 | 任意 | 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。 |
d | テキストボックス/スライドバー | 仮想サーバーで使用するvCPUの1ソケットあたりのコア数を入力、または指定。 | 任意 | 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。 |
e | テキストボックス/スライドバー | 仮想サーバーで使用するメモリ容量(GB)を入力、または指定。 | 任意 | 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。 |
重要
- vCPUのソケットは対応のデータセンターのみで指定可能です。詳しくはEnterprise Cloudサービス機能説明書を参照ください。
4.仮想サーバーが編集されたことを確認します。[4]をクリックします。
5.タスク管理画面が表示されます。確認したい仮想サーバーのタスクのステータスが”完了”になっていることを確認した後、[5]をクリックして終了です。
(今回は編集した仮想サーバーが【test_VM】のため、[5]をクリックします。)
6.更にタスクの詳細な情報を確認したい場合は、[6]をクリックするとご覧になれます。
5.1.3.2. 仮想サーバー の編集(vNICs)¶
以下に、仮想サーバーvNICs編集手順をご紹介します。
以下に、vNICsの編集手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(vNICsタブ)が表示されます。必要パラメーターを入力後、[2]をクリックします。
※ 各項目の入力規則については、下表(vNICsタブの入力規則)をご確認ください。
※ 編集内容を保存せずに別のタブに移行した場合、編集内容が反映されません。必ずタブ毎に保存を行ってください。
仮想サーバーが編集されたことを確認するには、「5.1.3.1 仮想サーバーの編集(構成情報)手順4,5,6」をご参照ください。
※ vNICsタブの入力規則
項目 | 入力欄 | 入力内容 | 必須/任意 | 入力条件 |
a | プルダウン | vNICの接続先サーバーセグメントを選択。 | 任意 | なし |
b | ラジオボタン | Primary vNICとして設定するvNICを選択。 | 任意 | サーバーセグメントに接続しているvNICの内1つを選択。 |
c | プルダウン | vNICに設定するIPアドレスを選択。
※ “Auto Assign”を選んだ場合、自動割当てで設定されます。
|
任意 | Available IPから選択。 |
以下に、新たにサーバーセグメントに接続するvNICsを追加する手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(vNICsタブ)が表示されます。[2]をクリックします。
3.必要パラメーターを入力後、[3]をクリックします。
※ 各項目の入力規則については、「5.1.3.2 仮想サーバーの編集(vNICs)a 既存のvNICsの設定を変更する手順2 項目a,b,c」をご参照ください。
※ 編集内容を保存せずに別のタブに移行した場合、編集内容が反映されません。必ずタブ毎に保存を行ってください。
仮想サーバーが編集されたことを確認するには、「5.1.3.1 仮想サーバーの編集(構成情報)手順4,5,6」をご参照ください。
以下に、vNICsを削除する手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(vNICsタブ)が表示されます。[2]をクリックします。
※ 仮想サーバーが保持しているvNICが1つの場合、削除できません。2~8つのvNICSを保持している場合のみ削除できます。
3.警告画面が表示されますので、確認の上、[3]をクリックします。
仮想サーバーが編集されたことを確認するには、「5.1.3.1 仮想サーバーの編集(構成情報)手順4,5,6」をご参照ください。
5.1.3.3. 仮想サーバーの編集(ディスク)¶
以下に、仮想サーバーのディスク編集手順をご紹介します。
以下に、ディスク容量を変更する手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(ディスクタブ)が表示されます。必要パラメーターを入力後、[2]をクリックします。
※ 各項目の入力規則については、下表(ディスクタブの入力規則)をご確認ください。
※ 編集内容を保存せずに別のタブに移行した場合、編集内容が反映されません。必ずタブ毎に保存を行ってください。
仮想サーバーが編集されたことを確認するには、「5.1.3.1 仮想サーバーの編集(構成情報)手順4,5,6」をご参照ください。
※ 仮想サーバーディスクタブの入力規則
項目 | 入力欄 | 入力内容 | 必須/任意 | 入力条件 |
a | テキストボックス | 本ディスクに割り当てる容量を再入力。 | a,bどちらか必須 | 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。 |
b | プルダウン | 本ディスクに割り当てる容量の単位(GB,MB)を再入力。 | a,bどちらか必須 | なし |
以下に、新たにディスクを追加する手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(ディスクタブ)が表示されます。[2]をクリックします。
3.必要パラメーターを入力後、[3]をクリックします。
※ 各項目の入力規則については、「5.1.3.3 仮想サーバーの編集(ディスク) ディスク容量の変更」をご参照ください。
※ 編集内容を保存せずに別のタブに移行した場合、編集内容が反映されません。必ずタブ毎に保存を行ってください。
以下に、ディスクを削除する手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から[1]をクリックします。
2.仮想サーバー管理画面(ディスクタブ)が表示されます。[2]をクリックします。
※ 仮想サーバーが保持しているディスクが1つの場合、削除できません。2つ以上のディスクを保持している場合のみ削除できます。
3.警告画面が表示されますので、確認の上、[3]をクリックします。
仮想サーバーが編集されたことを確認するには、「5.1.3.1 仮想サーバーの編集(構成情報)手順4,5,6」をご参照ください。