4.1. vAppを利用する


4.1.1. vAppの操作

 以下に、vAppの操作手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、操作したいvAppをクリックします。
 (今回は操作したいvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
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2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されます。
 (vApp管理画面は画面上部(太線で囲まれている部分)に表示されます。画面下部(太線で囲まれている部分以外)に表示されるのは仮想サーバー管理画面です。)
 各項項目の表示内容については、下表(操作タブで参照可能な情報)をご確認ください。
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※ 操作タブで参照可能な情報
項目 操作内容 操作内容
a Start vAppの電源状態をPowered Onにします。
b Power off vAppの電源状態をPowered Offにします。Power on状態において本操作を行った場合、vAppの電源を強制的に切断するため、データ破損に伴うゲストOSやDB等に障害が発生する場合があります。
c Reboot vApp上のゲストOSを再起動します。
d Reset vAppの電源状態をPowered Offにし、その後Powered Onにします。※vAppの電源を強制的に切断するため、本機能の利用により、データディスクのファイルシステムやゲストOSに障害が発生する場合があります。
e Stop vApp上のゲストOSのシャットダウンを行います。
f Suspend vAppの電源状態をサスペンドにします。
g Delete vAppを削除します。
h Templete プライベートカタログ領域に、vAppのテンプレートを作成します。

4.1.2. vAppの参照


4.1.2.1. vAppの参照(構成情報)

 以下に、vAppの構成情報の参照手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、参照したいvAppをクリックします。
 (今回は参照したいvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
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2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されます。[2]をクリックします。
 (vApp管理画面は画面上部(太線で囲まれている部分)に表示されます。画面下部(太線で囲まれている部分以外)に表示されるのは仮想サーバー管理画面です。)
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3.vApp管理画面(設定タブ)が表示されます。
 各項目の表示内容については、下表(設定タブで参照可能な情報)をご確認ください。
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※ 設定タブで参照可能な情報
項目 表示内容
a 本vAppの識別名
b 本vAppの説明

4.1.2.2. vAppの参照(ネットワーク)

 以下に、vAppのネットワークの参照手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
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2.vApp管理画面(ネットワークタブ)が表示されます。
 各項目の表示内容については、下表(ネットワークタブで参照可能な情報)をご確認ください。
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※ ネットワークタブで参照可能な情報
項目 表示内容
a 本vAppのPrimary vNICが接続されたサーバーセグメント
b 本vAppのPrimary vNICに設定されたIPアドレス

4.1.2.3. vAppの参照(基本情報)

 以下に、vAppの基本情報の参照手順をご紹介します。
1.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)から、[1]をクリックします。
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2.vApp管理画面(基本情報タブ)が表示されます。
 各項目の表示内容については、下表(基本情報タブで参照可能な情報)をご確認ください。
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※ 基本情報タブで参照可能な情報
項目 表示内容
a 本vAppにリソースを割り当てているコンピュートリソースプールの識別名
b 本vAppの電源状態
※ 電源状態の種別は以下の通りです。

アイコン 電源状態 説明
image55 Powered Off 電源がOffの状態です。
image56 Partially-Powered-Off 電源はOnですが、ゲストOSは停止している状態です。
image57 Powered On 電源がOnの状態です。
image58 Suspended 動作を一時的に停止させた状態です。ゲストOSのサスペンドやスリープ、ハイバネーションとは異なり、クラウド基盤側の機能にて実施されます。

項目 表示内容
c 本vAppのAPI Object ID

4.1.3. vApp(仮想サーバー)の追加

 以下に、vAppの追加手順をご紹介します。
1.EC管理画面の[1]にカーソルを置き、[2]をクリックします。
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2.vApp追加画面が表示されます。必要パラメーターを入力後、[3]をクリックします。
 ※ 課金額の変更を伴うことにご留意ください。
 ※ 各項目の入力規則については、下表(vApp追加画面の入力規則)をご確認ください。
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※ vApp追加画面の入力規則
項目 入力欄 入力内容 必須/任意 入力条件
a プルダウン vAppのリソースとして使用するコンピュートリソースプールを選択。 必須 なし
b プルダウン vAppで使用するテンプレートを選択。 必須 なし
c テキストボックス vAppの識別名を入力。 必須 128文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。
d テキストボックス vAppの説明を入力。 任意 256文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。
e テキストボックス/スライドバー vAppで使用するvCPUのソケット数を入力、または指定。 必須 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。
f テキストボックス/スライドバー vAppで使用するvCPUの1ソケットあたりのコア数を入力、または指定。 必須 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。
g テキストボックス/スライドバー vAppで使用するメモリ容量(GB)を入力、または指定。 必須 半角数字のみ。ただし、小数点は入力不可。
h プルダウン vNICの接続先サーバーセグメントを選択。 必須 なし
i ラジオボタン Primary vNICとして設定するvNICを選択。 必須 サーバーセグメントに接続しているvNICの内1つを選択。
j プルダウン
vNICに設定するIPアドレスを選択。
※ “Auto Assign”を選んだ場合、自動割当てで設定されます。
必須 Available IPから選択。

重要

  • テンプレートに弊社提供の有償OSライセンスが含まれている場合、仮想サーバー作成時から課金されます。月額課金のため仮想サーバーを削除した場合も当月分は請求されます。そのため何らかの理由により再作成した場合、別途課金されますのでご注意ください。
  • 初回起動時のゲストOSカスタマイゼーションは通常30分程度かかります。この間仮想サーバーの操作を行わないでください。
  • vCPUのソケットは対応のデータセンターのみで指定可能です。詳しくはEnterprise Cloudサービス機能説明書を参照ください。
※ デフォルトではvAppの識別名と説明が仮想サーバーに適応されます。
 もし仮想サーバーにvAppとは異なる識別名と説明をつけたい場合、以下の「手順A,B」を追加してください。
 本設定が不必要な方は、手順3へ進んでください。
※ デフォルトでは1つのvNIC設定入力欄のみ表示されますが、最大で8つのvNIC設定入力欄を表示することができます。
 複数のvNICに対して設定を入力したい場合は、以下の「手順C,D」を追加してください。
 本設定が不必要な方は、「手順3」へ進んでください。

A.vApp追加画面の[4]をクリックします。
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B.必要パラメーターを入力後、[5]をクリックします。
 ※ 各項目の入力規則については、下表(vApp追加画面の入力規則)をご確認ください。
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※ vApp追加画面の入力規則
項目 入力欄 入力内容 必須/任意 入力条件
a テキストボックス 仮想サーバーの識別名を入力。 任意 128文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。
b テキストボックス 仮想サーバーの説明を入力。 任意 256文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。

C.vApp追加画面の[6]をクリックします。
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D.必要パラメーターを入力後、[7]をクリックします。
 ※ 各項目の入力規則については、「4.1.3 vAPPの追加 手順2 vApp追加画面の入力規則」をご参照ください。
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3.vAppが追加されたことを確認します。[8]をクリックします。
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4.タスク管理画面が表示されます。確認したいvAppのタスクのステータスが”完了”になっていることを確認した後、[9]をクリックして終了です。
 (今回は追加したvAppが【test_vApp】のため、[9]をクリックします。)
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5.更にタスクの詳細な情報を確認したい場合は、[10]をクリックすると、ご覧になれます。
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※ 統合ネットワークアプライアンスご利用のお客様で、本vAppに所属する仮想サーバーへの監視を行いたい場合、下記の手順を実施してください。
6.vAppの作成後、最初にvAppと仮想サーバーの電源をPowered
 On状態にするより前に、[11]をクリックしてください。監視に必要な設定が統合ネットワークアプライアンスに追加されます。
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7.本vApp配下の仮想サーバーへの監視を有効化したい場合は[12]をクリックしてください。監視が開始されます。
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4.1.4. vApp の編集

 以下に、vAppの編集手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、編集したいvAppをクリックします。
 (今回は編集したいvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
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2.vApp及び仮想サーバー管理画面(操作タブ)が表示されます。[2]をクリックします。
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3.vApp管理画面(設定タブ)が表示されます。必要パラメーターを入力後、[3]をクリックします。
 ※ 各項目の入力規則については、下表(設定タブの入力規則)をご確認ください。
 ※ vApp作成時においては特定の手順を踏まない限り、デフォルトでvAppの識別名と説明が仮想サーバーに適応されます。
   しかし編集時においては、vAppの識別名が仮想サーバーに適応されることはありません。
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※ 設定タブの入力規則
項目 入力欄 入力内容 必須/任意 入力条件
a テキストボックス vAppの識別名を再入力。 任意 128文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。
b テキストボックス vAppの説明を再入力。 任意 256文字まで。ただし、半角英数字のみ入力可。

4.vAppが編集されたことを確認します。[4]をクリックします。
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5.タスク管理画面が表示されます。確認したいvAppのタスクのステータスが”完了”になっていることを確認した後、[5]をクリックして終了です。
 (今回は編集したvAppが【test_vApp】のため、[5]をクリックします。)
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6.更にタスクの詳細な情報を確認したい場合は、[6]をクリックするとご覧になれます。
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4.1.5. vAppの削除

 以下に、vAppの削除手順をご紹介します。
1.EC管理画面から、削除したいvAppをクリックします。
 (今回は削除したいvAppが【test_vApp】のため、[1]をクリックします。)
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2.vApp及び仮想サーバーの管理画面(操作タブ)が表示されます。[2]をクリックします。
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重要

  • vAPP(仮想サーバー)の情報がvファイアウォール、vロードバランサ、統合ネットワークアプライアンスに登録されていると削除できません。あらかじめ、設定から除外しておく必要があります。

3.警告画面が表示されますので、確認の上、[3]をクリックしします。
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4.vAppが削除されたことを確認します。[4]をクリックします。
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5.タスク管理画面が表示されます。確認したいvAppのタスクのステータスが”完了”になっていることを確認した後、[5]をクリックして終了です。
 (今回は削除したvAppが【test_vApp】のため、[5]をクリックします。)
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6.更にタスクの詳細な情報を確認したい場合は、[6]をクリックするとご覧になれます。
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