4.3. 移行用ネットワークの構築¶
■ 構築手順
- 移行用ネットワークの構築
移行作業時の通信の安定性を確保する観点でEnterprise Cloud 1.0接続を使用することを推奨致します。
利用には、別途申込が必要となります。以下は、申し込み後の表示例となります。
https://sdpf.ntt.com/services/docs/ecl10-interconnectivity/tutorials/ecl10-interconnectivity.html
移行用ネットワークとして、その他の経路(インターネット、VPN)を使用される場合、両環境(移行元サーバー⇔(移行作業用サーバー※)⇔移行先サーバー)を接続するために必要な設定(ルーティング等)を別途実施してください。また、経路上の帯域などのリソースにも注意が必要です。
※Arcserve UDPを使用する場合に必要になります。詳細は、こちらをご参照ください。
https://ecl.ntt.com/documents/1.0/tutorials/upgrade_guide/rsts/4_Migration_guide_SDPF/4_4_construction_of_migration_work_env.html
- Enterprise Cloud 1.0接続を利用した移行用ネットワーク構成例
下記例では、既存のサービス用通信とは別に移行通信用のセグメントを作成し、EICにてECL1.0⇔SDPFクラウド/サーバー間を接続しています。
■ 注意事項
- ECL1.0とSDPFをEIC接続で接続し、SDPFのロジカルネットワークにてDHCP機能をご利用の場合、ECL1.0ですでに利用しているIPアドレスを考慮せずに振り分けを実施するため、IPアドレスが重複する恐れがあります。
- 以下のいずれかの方法にて、重複しないように対策を行ってください。
- ECL1.0で利用しているIPアドレスを、ロジカルネットワークのアドレス管理機能へ固定IPアドレスとしてポートへ登録する
ECL1.0にて、すでに利用しているIPアドレスを、手動でリソースアドレス管理機能(ポート)へ登録してください。
ポートの追加手順については、こちらをご参照ください。
https://sdpf.ntt.com/services/docs/logical-network/tutorials/logicalnetwork.html#id9 - IPアドレス割り当てプールをECL1.0で利用している範囲と重複しない設定にする
なお、ロジカルネットワークを新規作成する際のみ設定可能となります。
プールの設定方法については、こちらをご参照ください。
https://sdpf.ntt.com/services/docs/logical-network/tutorials/logicalnetwork.html#id5
- ECL1.0で利用しているIPアドレスを、ロジカルネットワークのアドレス管理機能へ固定IPアドレスとしてポートへ登録する