3.5.2. 集中管理型¶
管理サーバーにログインしバックアップを実施します。バックアップする前に管理対象ロケーションを作成する必要があります。
以下にその手順をご説明します。
① 管理サーバーでAcronisを実行します。
<Windowsの場合>
デスクトップのAcronisアイコンをダブルクリックします。
<Linuxの場合>
「アプリケーション」-「システムツール」-「Acronis Cyber Protect」を押します。
または、管理サーバーに接続可能なコンピュータからWebブラウザで「http://<管理サーバーのIPアドレス>:<Acronis用のWebポート番号>」へ接続します。
② Windowsの場合で、Windowsにログインしているアカウントを用いてAcronisへサインインする場合は、「サインイン」を押します。異なるユーザの場合、「ユーザー名とパスワードを入力」を押し、アカウントとパスワードを入力してログインしてください。
Linuxの場合は、アカウントとパスワードを入力してログインしてください。
3.5.2.1. 管理対象ロケーションの作成¶
管理対象ロケーションを作成することで、実際のバックアップ先であるネットワークフォルダや外部ストレージなどを、効率よく管理することが出来ます。
管理対象ロケーションを利用するには、ストレージノードが必要です。
①左側のタブから「バックアップストレージ」を選択してロケーション画面を開き、「ロケーションを追加」を押します。
② 参照画面で「ストレージノード」を選択し、任意のロケーションの名前を入力します。「パス」にて「参照」を押します。
※ 「パス」の「参照」から指定する画面です。ここではストレージノードのローカルフォルダを指定しています。
指定したら、「完了」を押します。
③ 内容を確認したら、「完了」ボタンを押します。
④ 管理対象ロケーションの作成が完了しました。
3.5.2.2. バックアップの準備・実施¶
① 左側のタブから「計画」-「保護」を選択し、「計画の作成」を押します。
② 鉛筆マークを押します。
③ 任意の計画名を入力し、「OK」を押します。
④ 「バックアップの対象」で、バックアップ対象を選択します。ここでは、マシン全体を選択します。
イメージバックアップを取得するにはマシン全体を選択します。それ以外の機能についてご利用になりたいケースはアクロニスのドキュメントをご参照ください。
⑤ バックアップ対象となるサーバーを選択します。「デバイスの追加」を押します。
⑥ 「すべてのデバイス」から、バックアップ対象となるサーバーを選択し、「追加」を押します。
⑦ 適用先にデバイスに追加されたことを確認します。
⑧ バックアップの保存先を指定します。バックアップ先の「指定」を押します。
⑧ ロケーションの一覧が表示されます。ここでは、先ほど作成した管理対象ロケーションを選択します。
※ 管理対象ロケーション以外のバックアップ先を指定することも可能です。
⑨ ロケーションへの認証を求められる場合は、アカウントとパスワードを入力し「OK」を押します。
⑩ スケジュールを設定します。スケジュールの「月曜日から金曜日 23:00に行う」を押します。
⑪ スケジュール画面で、バックアップスキームにここでは「カスタム」を選択します。
カスタムを選択すると、完全バックアップ/差分バックアップ/増分バックアップごとに、スケジュールの設定ができます。
⑫ 完全バックアップ/差分バックアップ/増分バックアップごとに、スケジュールの設定をします。
※ 日次の設定画面例
※ 週次の設定画面例
※ 月次の設定画面例
※ 完全/差分/増分に対して、日次/週次/月次の詳細な指定が可能です。詳細はアクロニス社のユーザーズガイドを参照してください。
⑬ スケジュールの設定が完了したら、「完了」を押します。
⑭ その他の項目について必要に応じて設定を行い、「作成」を押します。
※Linuxの場合は、「Acronis Protection」、「脆弱性診断」の項目をオフにしてください。
⑮ バックアップ計画が作成されたことを確認します。
⑰ スケジュールで指定した日時になるとバックアップが実行されます。バックアップ計画のアクティビティ(時計のマーク)から、進行状況が確認できます。
または、「ダッシュボード」タブの「アクティビティ」からも確認できます。
⑱ バックアップ完了後、「バックアップストレージ」タブのロケーションでバックアップデータの保存先を選択すると、バックアップアーカイブが作成されていることが確認できます。
アーカイブを選択し、「詳細」を押すとバックアップの種類等を確認できます。