2.9.1. 障害と思われる際の確認ポイントと対策

 以下の一覧を元に、障害と思われる事象が発生した場合、確認ポイントを元に状況を確認して、対策を実施してください。
① ここでは代表的な事象をご説明します。
障害と思われる事象 確認ポイントと対策
管理サーバーまたはバックアップ対象サーバーの管理コンソールに「ディスクが一杯です」とエラーが表示される。
・バックアップ先のディスク容量が不足している可能性があります。
 ディスク容量を確認して空き容量を確保してください。
 スケジュール通りにバックアップが開始されない(ログ上もエラーが表示されない)。
・ネットワークが切断された可能性があります。
 バックアップ対象サーバーとバックアップ先との間でPing疎通出来るか、ネットワーク状況を確認してください。
 バックアップ対象サーバーとバックアップ先との間にFW等があれば、FW等の設定内容を確認してください。
 ネットワークの状況が改善出来たら、バックアップを再試行してください。
・アクロニスのサービスが停止している可能性があります。
 バックアップ対象サーバーの以下のサービスを確認し、停止している場合は再起動してください。
  • WindowsOSの場合
    • Acronis Managed Machine Service
    • Acronis Remote Agent Service
    • Acronis Removable Storage Management Service
    • Acronis Scheduler2 Service
  • LinuxOSの場合
    • acronis_agent
    • acronis_mms
    • acronis_rsm

② アクロニスのサービスについては、バックアップ対象サーバーの各OSのサービス管理に準じて確認/再起動を行ってください。
 確認する対象のサービスを選択し、再起動をクリックすると、サービスが再起動します。
  • 例)Windowsサーバーの場合
  「スタート」-「管理ツール」-「サービス」を起動。
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※ 対象サービスが停止状態の場合は、「サービスの停止」および「サービスの再起動」が「サービスの開始」と表示されます。
  • 例)Linuxサーバーの場合
  「システム」-「管理」-「サービス」を起動。
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※ 対象サービスが停止状態の場合は、「開始」がクリック出来る状態で表示されます。