9.4. イメージバックアップ(日本ローカル版)(2016年10月31日サービス終了)¶
イメージバックアップは、仮想サーバーのイメージ(以下、バックアップイメージ)を取得・保存する機能と、保存したバックアップイメージから仮想サーバーのテンプレートを作成する機能を提供するサービスです。
重要
- イメージバックアップは、コンピュートリソース(またはコンピュートリソース(専用機器))およびプライベートカタログを提供するデータセンターで利用できます。提供状況はデータセンターごとに異なります。詳しくは、「1.3.2 提供データセンター 」を参照してください。
9.4.1. 利用できる機能¶
イメージバックアップでは以下の機能を利用できます。
機能 | 概要 |
バックアップイメージの取得および保管 | バックアップを目的としてバックアップイメージを取得し、弊社が用意したストレージ装置(以下、バックアップ用ストレージ)内に保存する機能。仮想サーバーを複数指定して、バックアップイメージを取得することや、仮想サーバーごとに取得条件や保存条件を複数指定することが可能。 |
バックアップイメージのリストア | 仮想サーバーのリストアを目的として、バックアップイメージを仮想サーバーのテンプレートとして保存する機能。
テンプレートは、お客様のプライベートカタログに保存されます。
|
9.4.2. バックアップイメージの取得および保管¶
バックアップ開始時刻におけるバックアップ対象のディスクのイメージが取得され、バックアップ用ストレージに保存されます。
バックアップイメージは、お客様が指定した保存日数の間、バックアップ用ストレージに保存され、保存日数が過ぎると自動的に削除されます。
バックアップイメージを取得する日時および保存日数を指定する方法は、以下の4種類から選択できます。
- バックアップスケジュール(スポット)
- バックアップスケジュール(日次)
- バックアップスケジュール(週次)
- バックアップスケジュール(月次)
指定した日時になると、バックアップイメージが取得・作成され、バックアップ用ストレージに転送されます。バックアップイメージが転送されると、バックアップは終了します。
バックアップ対象のディスクは、以下のいずれかです。
- 仮想サーバーの全ディスク
- ルートディスク
バックアップイメージを取得する日付と時間、保存日数を指定できます。
日付は任意の1日を指定でき、指定した日のみバックアップイメージが取得されます。
時間は以下の「時間枠」から、保存日数は以下の「保存日数」から選択します。
時間枠
- 0時-1時(UTC)/9時-10時(JST)
- 1時-2時(UTC)/10時-11時(JST)
- 2時-3時(UTC)/11時-12時(JST)
- 3時-4時(UTC)/12時-13時(JST)
- 4時-5時(UTC)/13時-14時(JST)
- 5時-6時(UTC)/14時-15時(JST)
- 6時-7時(UTC)/15時-16時(JST)
- 7時-8時(UTC)/16時-17時(JST)
- 8時-9時(UTC)/17時-18時(JST)
- 9時-10時(UTC)/18時-19時(JST)
- 10時-11時(UTC)/19時-20時(JST)
- 11時-12時(UTC)/20時-21時(JST)
- 12時-13時(UTC)/21時-22時(JST)
- 13時-14時(UTC)/22時-23時(JST)
- 14時-15時(UTC)/23時-24時(JST)
- 15時-16時(UTC)/24時-翌1時(JST)
- 16時-17時(UTC)/翌1時-翌2時(JST)
- 17時-18時(UTC)/翌2時-翌3時(JST)
- 18時-19時(UTC)/翌3時-翌4時(JST)
- 19時-20時(UTC)/翌4時-翌5時(JST)
- 20時-21時(UTC)/翌5時-翌6時(JST)
- 21時-22時(UTC)/翌6時-翌7時(JST)
- 22時-23時(UTC)/翌7時-翌8時(JST)
- 23時-24時(UTC)/翌8時-翌9時(JST)
保存日数
- 7日(1週間相当)
- 31日(1ヶ月相当)
- 366日(1年相当)
バックアップイメージを取得する日付と時間、保存日数を指定できます。
日付は任意の1日を指定でき、指定した日から毎日バックアップイメージが取得されます。
時間は以下の「時間枠」から、保存日数は以下の「保存日数」から選択します。
時間枠
- 0時-1時(UTC)/9時-10時(JST)
- 1時-2時(UTC)/10時-11時(JST)
- 2時-3時(UTC)/11時-12時(JST)
- 3時-4時(UTC)/12時-13時(JST)
- 4時-5時(UTC)/13時-14時(JST)
- 5時-6時(UTC)/14時-15時(JST)
- 6時-7時(UTC)/15時-16時(JST)
- 7時-8時(UTC)/16時-17時(JST)
- 8時-9時(UTC)/17時-18時(JST)
- 9時-10時(UTC)/18時-19時(JST)
- 10時-11時(UTC)/19時-20時(JST)
- 11時-12時(UTC)/20時-21時(JST)
- 12時-13時(UTC)/21時-22時(JST)
- 13時-14時(UTC)/22時-23時(JST)
- 14時-15時(UTC)/23時-24時(JST)
- 15時-16時(UTC)/24時-翌1時(JST)
- 16時-17時(UTC)/翌1時-翌2時(JST)
- 17時-18時(UTC)/翌2時-翌3時(JST)
- 18時-19時(UTC)/翌3時-翌4時(JST)
- 19時-20時(UTC)/翌4時-翌5時(JST)
- 20時-21時(UTC)/翌5時-翌6時(JST)
- 21時-22時(UTC)/翌6時-翌7時(JST)
- 22時-23時(UTC)/翌7時-翌8時(JST)
- 23時-24時(UTC)/翌8時-翌9時(JST)
保存日数
- 1日(1世代相当)
- 2日(2世代相当)
- 3日(3世代相当)
- 4日(4世代相当)
- 5日(5世代相当)
- 6日(6世代相当)
- 7日(7世代相当)
- 8日(8世代相当)
バックアップイメージを取得する日付と時間、保存日数を指定できます。
日付は任意の1日を指定でき、指定した日から7日ごとにバックアップイメージが取得されます。
時間は以下の「時間枠」から、保存日数は以下の「保存日数」から選択します。
時間枠
- 0時-1時(UTC)/9時-10時(JST)
- 1時-2時(UTC)/10時-11時(JST)
- 2時-3時(UTC)/11時-12時(JST)
- 3時-4時(UTC)/12時-13時(JST)
- 4時-5時(UTC)/13時-14時(JST)
- 5時-6時(UTC)/14時-15時(JST)
- 6時-7時(UTC)/15時-16時(JST)
- 7時-8時(UTC)/16時-17時(JST)
- 8時-9時(UTC)/17時-18時(JST)
- 9時-10時(UTC)/18時-19時(JST)
- 10時-11時(UTC)/19時-20時(JST)
- 11時-12時(UTC)/20時-21時(JST)
- 12時-13時(UTC)/21時-22時(JST)
- 13時-14時(UTC)/22時-23時(JST)
- 14時-15時(UTC)/23時-24時(JST)
- 15時-16時(UTC)/24時-翌1時(JST)
- 16時-17時(UTC)/翌1時-翌2時(JST)
- 17時-18時(UTC)/翌2時-翌3時(JST)
- 18時-19時(UTC)/翌3時-翌4時(JST)
- 19時-20時(UTC)/翌4時-翌5時(JST)
- 20時-21時(UTC)/翌5時-翌6時(JST)
- 21時-22時(UTC)/翌6時-翌7時(JST)
- 22時-23時(UTC)/翌7時-翌8時(JST)
- 23時-24時(UTC)/翌8時-翌9時(JST)
保存日数
- 7日(1世代相当)
- 14日(2世代相当)
- 21日(3世代相当)
- 28日(4世代相当)
- 35日(5世代相当)
- 42日(6世代相当)
- 49日(7世代相当)
- 56日(8世代相当)
バックアップイメージを取得する日付と時間、保存日数を指定できます。
日付は以下の「暦日」から、時間は以下の「時間枠」から、保存日数は以下の「保存日数」から選択します。
暦日
1日から31日のうちいずれか1日の暦日(※1)
最終日(※2)
※1 29~31日を指定した場合、当該暦日が存在しない暦月の場合(例:2月30日)は、バックアップは実施されません。
※2 「最終日」を指定した場合、毎暦月の最終日(例:2月の場合は28日または29日)にバックアップが実施されます。
時間枠
- 0時-1時(UTC)/9時-10時(JST)
- 1時-2時(UTC)/10時-11時(JST)
- 2時-3時(UTC)/11時-12時(JST)
- 3時-4時(UTC)/12時-13時(JST)
- 4時-5時(UTC)/13時-14時(JST)
- 5時-6時(UTC)/14時-15時(JST)
- 6時-7時(UTC)/15時-16時(JST)
- 7時-8時(UTC)/16時-17時(JST)
- 8時-9時(UTC)/17時-18時(JST)
- 9時-10時(UTC)/18時-19時(JST)
- 10時-11時(UTC)/19時-20時(JST)
- 11時-12時(UTC)/20時-21時(JST)
- 12時-13時(UTC)/21時-22時(JST)
- 13時-14時(UTC)/22時-23時(JST)
- 14時-15時(UTC)/23時-24時(JST)
- 15時-16時(UTC)/24時-翌1時(JST)
- 16時-17時(UTC)/翌1時-翌2時(JST)
- 17時-18時(UTC)/翌2時-翌3時(JST)
- 18時-19時(UTC)/翌3時-翌4時(JST)
- 19時-20時(UTC)/翌4時-翌5時(JST)
- 20時-21時(UTC)/翌5時-翌6時(JST)
- 21時-22時(UTC)/翌6時-翌7時(JST)
- 22時-23時(UTC)/翌7時-翌8時(JST)
- 23時-24時(UTC)/翌8時-翌9時(JST)
保存日数
- 31日(1世代相当)
- 62日(2世代相当)
- 93日(3世代相当)
- 124日(4世代相当)
- 155日(5世代相当)
- 186日(6世代相当)
- 217日(7世代相当)
- 248日(8世代相当)
9.4.3. バックアップイメージのリストア¶
バックアップイメージを仮想サーバーのテンプレート(以下、リストアされたテンプレート)として保存できます。
リストアされたテンプレートは、お客様のプライベートカタログに保存され、プライベートカタログの通常のテンプレートと同様に操作できます。
プライベートカタログについて詳しくは、「3.3 プライベートカタログ 」を参照してください。
リストアされたテンプレートから作成した仮想サーバーのvCPU、メモリー、ディスク、vNICは以下のように設定されます。
項目 | 設定内容 |
vCPU | 仮想サーバー作成時に指定 |
メモリー | 仮想サーバー作成時に指定 |
ディスク | バックアップ対象仮想サーバーのディスク構成が復元される |
vNIC | 新たなMACアドレスが割り振られる |
注釈
- ゲストOSの各種設定は、バックアップ対象仮想サーバーの設定が復元されますが、IPアドレスなどの一部の設定項目については、仮想サーバーの作成に伴うゲストOSカスタマイゼーションにより設定が変更されます。詳しくは、「3.1.5 リソースの仮想サーバーへの割り当て」の「ゲストOSカスタマイゼーションについて 」を参照してください。
- Windowsをご利用の場合に通常実施される「S-IDの変更」(Sysprep)については、リストアされたテンプレートから仮想サーバーを作成した場合は実施されません。
9.4.4. 注意事項¶
バックアップイメージの保存バックアップイメージの保存容量は、バックアップ対象仮想サーバーのディスクのサイズです。実際にバックアップ用ストレージに書き込まれたデータ容量とは異なります。
バックアップイメージの取得処理は、バックアップ対象仮想サーバーの電源状態によらず実施されます。
- バックアップイメージの転送処理は、バックグラウンドで行われます。なお、転送処理には一定の時間がかかるため、バックアップが終了する時刻が、お客様が指定した時間枠を超過する場合があります。
バックアップ中は、当該バックアップ対象仮想サーバーのディスクI/Oのパフォーマンスが低下する場合があります。
バックアップは、お客様が指定した時間枠内に開始されます。バックアップ開始時刻を詳細に指定することはできません。
バックアップ開始時刻に、バックアップ対象の仮想サーバーが削除されていた場合は、バックアップは実施されません。
バックアップにおいて、ファイルシステムの整合性は担保されません。したがって、バックアップ開始時刻にディスクへの書き込みが実施されていた場合、リストアされたテンプレートから作成した仮想サーバーにおいて、ファイルシステムに不整合が生じる可能性があります。
バックアップイメージの保存日数の起算点は、バックアップ開始時刻です。
Windows Server 2012 Standardサーバーはイメージバックアップサービスを利用できません。
コンピュートリソース(専用機器)で利用する仮想サーバーをバックアップする場合は、以下の点に注意してください。
- バックアップの作業領域として、コンピュートリソース(専用機器)で利用するストレージ装置のディスクリソースの10%が使用されます。
- バックアップ中は、コンピュートリソース(専用機器)で利用するストレージ装置のディスクI/Oのパフォーマンスが一時的に低下する場合があります。
- バックアップ対象の仮想サーバーがOSライセンスを利用していた場合、リストアされたテンプレートは当該OSライセンスを含むとみなされます。そのため、リストアされたテンプレートから仮想サーバーを作成した場合は、当該OSライセンスのライセンス料が発生します。
- バックアップ対象の仮想サーバーと組み合わせて以下のサービスを利用していた場合、リストアされたテンプレートから作成した仮想サーバーでは、サービスを継続して利用することができません。
- データベースライセンス(MS-SQL)
ゲストOSのネットワーク設定を変更する場合は、使用しないvNICであっても、認識済みのvNICを無効化しないでください。vNICを無効化した仮想サーバーをバックアップ・リストアした際、不具合が生じる場合があります。