10.3. リモート監視体制

 Enterprise Cloud サービスでは、弊社の監視基盤からお客様の契約リソースに対して、24時間365日の監視を行います。
 Enterprise Cloud サービスの監視イメージは、以下のとおりです。
../../_images/image342.png

10.3.1. リモート監視項目とお客様への通知方法

サービスごとに監視対象とお客様への通知方法が異なります。
通知方法 概要
L3 24時間365日、メールで通知され、カスタマーポータルに表示されます。
L4 カスタマーポータルに表示されます。

注釈

  • パフォーマンス低下時などにおいての連絡は、弊社判断にて実施します。
仮想サーバーに対するPing監視
仮想サーバーへのPing監視の設定
 カスタマーポータルから監視通知の設定を行うと、仮想サーバーに対するPing監視を実施できます。
条件 カスタマーポータル操作概要
vファイアウォール
利用時
仮想サーバーごと
  • 電源をPowered Onにする際に、アラーム通知設定のOn/Offを設定します。
統合ネットワーク
アプライアンス利用時
仮想サーバーごと
  • 監視設定の追加:監視設定が追加されます。
  • 監視の有効化:Ping監視及びパフォーマンス情報の計測が開始されます。

Ping監視の実施内容
 コンピュートリソースプール上に作成した仮想サーバーのPrimary vNICに対して、弊社監視基盤から60秒ごとにPingが実行されます。
 Pingが3回連続して失敗すると、登録したメールアドレスに通知され、カスタマーポータルに表示されます。その後、1回でもPingが成功すれば回復と判断され、アラーム通知が停止されます。
vファイアウォール、vロードバランサー、統合ネットワークアプライアンス、サービス相互接続、VPN接続、インターネット接続に対するPing監視
 監視対象の機器のネットワークインターフェースに対して、弊社監視基盤から60秒ごとにPingが実行されます。
 Pingが3回連続して失敗すると、カスタマーポータルに表示されます。その後、1回でもPingが成功すれば回復と判断され、アラーム通知が停止されます。
オンプレミス接続に対するPing監視
 監視対象のネットワークインターフェースに対して、弊社監視基盤から60秒ごとにPingが実行されます。
 Pingが3回連続して失敗すると、登録したメールアドレスに通知されます。その後、1回でもPingが成功すれば回復と判断され、アラーム通知が停止されます。
基盤設備に対する監視
 Enterprise Cloud サービスを構成する基盤設備は、弊社にて監視を実施します。
 複数のお客様に影響のある弊社のサービス用基盤設備およびお客様専用の基盤設備に故障が発生した場合、影響の可能性があるすべてのお客様に通知されます。なお、通知内容には詳細報告を含まない場合があります。

注釈

  • お客様のご利用に影響がない部分的な故障などが発生した場合は、通知することなく保守作業を実施する場合があります。