Red Hat Enterprise Linux 延長サポート対応¶
概要¶
メニューの概要¶
Enterprise Cloud1.0(以下ECL1.0)にて提供されていたRed Hat Enterprise Linux(以下RHEL)について、RHEL5は2017年3月31日、RHEL6は2020年11月30日にそれぞれ標準サポートが終了となっています。
- 標準サポートが終了したRHEL OSについて、Extended Life cycle Support(以下ELS)を別途ご利用いただくことでサポート期間を延長することができます。詳細についてはRed Hat社の公式ページを参照ください。(参考)Red Hat Life cycle:https://access.redhat.com/ja/support/policy/updates/errata
注釈
RHEL5についてはELSによる延長されたサポート期間も2020年11月30日に終了となり、それ以降はELSをお申し込みいただいたとしてもRed Hat社からのサポートを受けることができなくなり、新規の修正パッチ等の提供はされません。
RHEL5を継続してご利用される場合、サポートを受けられない2020年12月1日以降であっても、Red Hat社のライセンス規約により、RHEL本体料金に加えて、ELS料金についても課金されます
上記の理由から、RHEL5からRed Hat社が現在サポートしている新しいRHEL OSバージョンへの切替を推奨いたします
メニューの特長¶
- サポートされたメジャーバージョンへのバージョンアップができない場合、RHEL5/RHEL6の既存構成を維持したままECL上でサポートを受けることができます。
- ライセンス費用を月額でご利用いただくことが可能です。
提供内容¶
影響度「重大」のセキュリティー修正と優先度「緊急」の一部のバグ修正が提供されます。
サポート対象はRHEL5/RHEL6インストール済みの既存サーバーに限定します。ただし、プライベートカタログから仮想サーバーを作成する場合は対象とします。詳しくは制約事項をご確認ください。
- ELS適用後も、OSの提供機能は現在提供中のRHELテンプレートより変更ありません。機能詳細については以下を参照ください。
サポート/料金¶
サポート¶
- 本メニューのサポート内容は、ECL1.0にて標準で定められた運用品質に準じます。詳細については以下を参照ください。
サポート対象はRHELインストール済みの既存システムに限定されます。
SLA¶
- 本メニューにおけるSLAは適用されません。
監視¶
- 本メニューにおいては監視・運用は実施しません。
料金¶
初期費用¶
- 無料
月額費用¶
- 課金形態vCPU数に応じた月額固定課金となります。RHEL本体価格に追加して、ELS価格が課金されます。詳細は別紙料金表をご確認ください。(エンタープライズクラウドサービス利用規約)当月中にvCPUを変更した場合、最大vCPU数の月額料金が適用されます。
課金対象のRHEL5/RHEL6利用中の全ての仮想サーバーが対象となります。
ご利用条件¶
最低利用期間¶
- 本メニューは最低利用期間を設けておりません。
申込、廃止¶
- 申込、廃止ともに弊社営業担当者までご相談ください
事前にご準備いただくもの¶
- 弊社提供のリポジトリサーバー(RHUI)へアクセスする必要があります。
- インターネット経由でRHUIへアクセスするためには、別途インターネット接続メニューが必要になります。
- RHUIへの設定変更については、証明書変更手順書を参照し、お客さま自身で変更作業を実施ください。手順書は個別に配布いたします。
制約事項¶
- お客様持込みのOSについては延長サポートをご利用頂くことはできません。
- サービス契約単位(請求単位)での契約となるため、ご利用中のRHEL5/RHEL6全サーバー台数分にELSが適用されます。サーバー単位のELS適用はできません。
- プライベートカタログにRHEL5/RHEL6の仮想サーバーテンプレートを保管されている場合、現在運用中のRHEL5/RHEL6仮想サーバーが無い場合でも、ELS利用前提で仮想サーバーを作成する予定がある場合は、事前にELSをお申し込みいただく必要があります。
- ELSを利用中の場合、プライベートカタログから新規に仮想サーバーを作成した場合は、ELSの課金対象となります(一部のVMのみELS対象外とすることはできません)。その際、ELS対象のVM数が変更になる為、事前に変更申請のお申し込みにて変更後のELS対象VM数をご報告していただく必要があります。(※)
- ELSの対象となる仮想サーバーを削除した場合、ELS対象のVM数が変更になる為、事前に変更申請のお申し込みにて変更後のELS対象VM数をご報告していただく必要があります。(※)
- 仮想サーバー作成時に証明書変更手順書にもとづきOSの設定作業を実施いただく必要があります。ただし、切替設定作業後に再度テンプレート保存したものについては、それ以降、仮想サーバー新規作成時の設定作業は不要です。
※仮想サーバーの追加/削除を実施するだけでは請求金額が変更にならない為、恐れ入りますが、都度変更申請を実施して下さい。
(参考) 標準サポートが終了したRHELご利用時に ELSを適用しない場合について¶
Red Hat社から新規の修正パッチ等の提供はされません。
ソフトウェア使用料として課金は継続されます。
- お客様と合意している全てのOS監視項目において監視設定を解除し、非監視状態とします。物理サーバーを利用している場合は弊社が検出したハードウェア故障アラートのみ保守対応を実施します。ハードウェア故障に起因するOSの不具合に関して(OSの再インストールを含めて)サポートしません。
以下の関連サービスをご利用の場合はサポート内容が変更されます。
- OSマネジメントご利用の場合:OSのログインや動作確認は実施しません。物理サーバーおよび仮想サーバーの再起動のみポイント作業で受付可能です。
- マネージドオプションご利用の場合:サポート終了後もマネージドオプションはご利用頂けます。但し、Red Hat社のサポートが必要となる事象については対応できません。